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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


4.5.3 SDBディレクトリ情報ファイルの作成および配布

実行者 HiRDB管理者

HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)を実行して,「4.5.2(2) SDBディクショナリ情報およびSDBディレクトリ情報を追加する」で作成したSDBディレクトリ情報をSDBディレクトリ情報ファイルに出力して,全ユニットに配布します。

HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)のdirinf文で,SDBディレクトリ情報ファイルの出力先を指定します。dirinf文については,「11.3.5 dirinf文(SDBディレクトリ情報ファイルの作成および配布)」を参照してください。

SDBディレクトリ情報ファイルのファイル名は,pdsdbdir固定となります。

■SDBディレクトリ情報ファイルの配布

HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)を実行すると,SDBディレクトリ情報ファイルの作成と同時に,全ユニットにSDBディレクトリ情報ファイルが配布されます。配布先は,ユニット制御情報定義のpd_structured_directory_pathオペランドに指定したディレクトリ下になります。

高速系切り替え機能を使用している場合は,待機系ユニットにもSDBディレクトリ情報ファイルが配布されます。

注意事項

ディザスタリカバリシステムのリモートサイトは配布対象外です。リモートサイトにSDBディレクトリ情報ファイルを配布する方法については,「8.3.1(2) 「6. SDB ディレクトリ情報ファイルをリモートサイトに転送する」の作業」を参照してください。

なお,1つのサーバマシン内に複数のユニットがある場合,SDBディレクトリ情報ファイルはサーバマシンに1つだけ配布し,各ユニットでそのSDBディレクトリ情報ファイルを共有することを推奨します。

SDBディレクトリ情報ファイルをユニットごとに用意することもできますが,SDBディレクトリ情報ファイルを配布したり,SDBディレクトリ情報の整合性をチェックしたりする際の運用負荷は増えます。