Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


3.5.2 作業表用ファイルの容量の見積もり

作業表用ファイルの容量の見積もりについて説明します。

作業表用ファイルの容量を見積もる際には,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「作業表用ファイルの容量の見積もり」を参照し,次に示す作業用ファイルの見積もりを考慮してください。

〈この項の構成〉

(1) HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)が使用する作業表用ファイルの容量の見積もり

HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)でSDBディレクトリ情報を削除する場合,次に示す計算式の分の作業表用ファイルが必要になります。

算出した値は,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「SQL文が使用する作業表用ファイルの容量」の「列情報作業表の容量」として計算してください。

↑a÷MIN{↓(b−48)÷ 20↓,255}↑×b×2 (単位:バイト)
変数の説明
  • a:全SDBデータベース内の全レコード型内で構成要素数が最大の構成要素数

    ただし,データ属性を持たない構成要素を除きます。また,SDBデータベース定義でOCCURS句を指定する場合は,システム内で生成される構成要素数を含みます。

  • b:作業表ページ長

    次の計算式から求めてください。

    MAX{↑(20+48)÷2,048↑×2,048,4,096}

(2) HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)が使用する作業表用ファイルの容量の見積もり

インデクス一括作成モードでHiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)を実行する場合,作業表用ファイルが必要になります。

詳細については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「ユティリティが使用する作業表用ファイルの容量」を参照してください。

なお,マニュアルを参照するときには次の点に注意してください。

なお,複数のユティリティを同時に実行する場合は,各ユティリティが使用する作業表用ファイルの容量を合計してください。