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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 構造型データベース機能


2.8 グローバルバッファ

グローバルバッファとは,ディスク上のRDエリアに格納されているデータを入出力するためのバッファのことで,共用メモリ上に確保されます。HiRDB/SDはデータベースの入出力処理にグローバルバッファを使用しています。

データを更新するためにバッファ上で更新され,データベースには未反映のバッファを更新バッファといいます。また,データを参照するためのバッファ,およびデータベースに反映済みのバッファを参照バッファといいます。

次に示すRDエリアには,必ずグローバルバッファを割り当ててください。

データ用グローバルバッファ

データの入出力に使用されるグローバルバッファです。データ用グローバルバッファはRDエリア単位に割り当てます。

グローバルバッファの概念を次の図に示します。

図2‒90 グローバルバッファの概念

[図データ]

なお,HiRDBの再起動を必要としないSDBデータベースの定義追加や変更でRDエリアを追加した場合,データベース構成変更ユティリティ(pdmod)で割り当てたグローバルバッファは一時的なものです。HiRDBを正常停止,または計画停止したときに,システム共通定義のpdbufferオペランドでグローバルバッファの割り当てを行う必要があります。