6.1.1 登録運用の種類
XML Extensionで提供している機能を利用して,次のような運用方法でデータを登録できます。
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UAPの更新による運用
INSERT文またはUPDATE文を使用し,UAPでデータを登録する方法です。
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バッチ登録による運用
HiRDBの「pdload(データベース作成ユティリティ)」を使用してデータを登録する方法です。
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プラグインインデクスの遅延一括作成による運用
インデクスを作成しないでUAPでデータを登録します。UAPの終了後,一括してインデクスを作成する方法です。
XML Extensionは,プラグインインデクスの遅延一括作成機能をサポートしています。プラグインインデクスの遅延一括作成については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
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インデクス作成方法に初期分割登録を指定してインデクスを作成する運用
大量のXMLデータまたは文字列データを表に登録したあと,空のインデクスだけを作成し,インデクス作成開始ユティリティを実行してインデクスへXMLデータまたは文字列データを登録する方法です。インデクス作成開始ユティリティの詳細については,「3.2.8 phjstartidx(インデクス作成開始ユティリティ)」を参照してください。
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インデクス作成方法に分割遅延登録を指定してインデクスを作成する運用
インデクスを作成しないでUAPでデータを登録したあと,一括してインデクスを作成する方法です。
「プラグインインデクスの遅延一括作成による運用」に比べて,次の特長があります。
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ユティリティを使用してインデクスを作成する場合,作成時間または作成件数を指定できるため,柔軟に運用できます。
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遅延登録するかどうかを,列(インデクス)単位で指定できます。
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登録・検索同時実行を併用することで,ユティリティによるインデクス作成中に検索が実行できます。
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登録・検索同時実行による運用
排他制御の単位を小さくすることで,SQLによる登録と検索の同時実行を可能とする運用
登録運用の長所および短所を表6-1に,登録・検索同時実行による運用の長所および短所を表6-2に示します。