Hitachi

HiRDB XML拡張機能 HiRDB XML Extension Version 10


4.2.4 extracts

登録した文書を出力します。出力形式には次に示す種類があります。

どの出力形式で出力するかは,extracts関数の引数で区別されます。

また,extracts関数を使用したSQLの前処理後(PREPARE文の発行後),DESCRIBE〔OUTPUT〕文の実行時にSQL記述領域に設定されるデータの長さは2ギガバイト(2,147,483,647バイト)です。

次に,各出力形式について説明します。

〈この項の構成〉

(1)  ESIS-B出力

(a) 機能

登録した文書をESIS-Bデータ形式で出力します。

(b) 書式

extracts(列指定,ドキュメントタイプ)

(c) 入力

列指定

ドキュメントタイプ 'ESIS-B'

(d) 戻り値

テキストデータ(BINARY)

(e) 詳細

  • 列指定にはXML型の列名を指定します。

  • ドキュメントタイプには「ESIS-B」を指定してください。

(f) SQL文の例

表「reports」のXML型の列「doc」の「概要」部分に文字列「COMPUTER」を含む文書をESIS-Bデータ形式で出力する。

SELECT extracts(doc,'ESIS-B')
       FROM reports
       WHERE contains(doc, '文章[概要{"COMPUTER"}]') IS TRUE

(2) XML出力

(a) 機能

登録した文書をXMLデータ形式で出力します。

(b) 書式

extracts(列指定,ドキュメントタイプ)

(c) 入力

列指定

ドキュメントタイプ 'XML'

(d) 戻り値

テキストデータ(BINARY)

(e) 詳細

  • 列指定には,検索するXML型の列名を指定します。

  • ドキュメントタイプには「XML」を指定してください。

(f) SQL文の例

表「reports」のXML型の列「doc」の「概要」部分に文字列「COMPUTER」を含む文書をXML形式で出力する。

SELECT extracts(doc,'XML')
       FROM reports
       WHERE contains(doc, '文章[概要{"COMPUTER"}]') IS TRUE