付録B.5 コマンドの指定方法
(1) xtrep,xtrepO,またはxtrepSコマンド
xtrepコマンドの指定方法について,適用OSがUNIXの場合とは異なる点について説明します。ORACLEの場合はxtrepO,SQL Serverの場合はxtrepSに読み替えてください。
xtrep : : {−o〔出力ファイル名〕|−O〔出力ファイル名〕} 〔−a 個別環境セクション名〕 : :
- ●{−o|−O}〔出力ファイル名〕 〜<パス名>((1〜70けた))
-
−oオプションまたは−Oオプションのどちらかを必ず指定してください。
オプションの指定方法は適用OSがUNIXの場合と同じです。
出力ファイルの名称は,xtrepコマンドの−oオプションまたは−Oオプションでの指定と,データ反映側の環境変数XTTMPDIRでの指定によって決定します。
出力ファイルの名称を,次の表に示します。
表B‒6 出力ファイルの名称 指定内容
出力ファイルの名称
出力ファイル名指定
環境変数XTTMPDIR
○
○
%XTTMPDIR%\出力ファイル名指定値
×
インストールディレクトリ\spool\出力ファイル名指定値
×
○
%XTTMPDIR%\抽出表名-年.月.日-時.分.秒
×
インストールディレクトリ\spool\抽出表名-年.月.日-時.分.秒
- (凡例)
-
○:指定あり
×:指定なし
出力ファイル名指定:−oまたは−Oオプションでの出力ファイル名の指定
%XTTMPDIR%:環境変数XTTMPDIRでの指定値
- 注
-
指定した出力ファイル名または抽出表名に,スペースまたはコンマ(,)が含まれている場合は,作成されるファイル名ではスペースおよびコンマ(,)はアンダスコア(_)に変換されます。
- ●−a 個別環境セクション名 〜((1〜64けた))
-
環境変数情報設定ファイル(hirdbxtc.ini)に指定した,個別環境セクションのセクション名を指定します。HiRDB Dataextractor実行時,指定したセクションの環境変数が有効になります。省略時は,xtrepコマンドの場合xtrep00を,xtrepOコマンドの場合xtrepO00を,xtrepSコマンドの場合xtrepS00を仮定します。
(2) コマンド指定時の注意事項
-
認可識別子,表識別子を小文字で指定する場合は,\"で囲んで指定してください。
指定例
\"aaa\"
-
認可識別子,表識別子にスペースが含まれる場合は,\"で囲み,さらに引用符(")で囲んでください。
指定例
"\"a a\""
-
空白を含むパス名を指定する場合は,パス名の前後を引用符(")で囲んでください。
-
環境変数XTTMPDIRの指定値に\だけを指定した場合は,−o,−O,−bオプションに指定するパス名には,フルパス名を指定してください。