4.2.1 コマンドの記述形式
コマンドの記述形式について説明します。
コマンドの記述形式を次に示します。
- 記述形式
コマンド名 オプション コマンド引数
- 〈この項の構成〉
(1) コマンド名
コマンド名は,実行するコマンドのファイル名です。
コマンド実行者は,自分の環境にコマンドを実行するための環境変数を指定する必要があります。xtrepコマンドを実行するために必要な環境変数の設定方法については,「2.2.3 環境変数の設定」を参照してください。
(2) オプション
オプションでは,次のどちらかについて指定します。
-
コマンドの操作そのものの修飾
-
操作の対象物の修飾
オプションの指定方法について説明します。
次の説明中に使用する$はシェルのプロンプト,cmdはコマンド名を示します。
-
オプションはマイナス記号(−)で始まる文字列です。フラグ引数は指定しないか,または1種類のフラグ引数を指定します。
オプションの記述形式を次に示します。
- −オプションフラグ
-
または
−オプションフラグ フラグ引数
(凡例)
-
フラグ引数を必要とするオプションフラグのフラグ引数は省略できません。
-
フラグ引数中に空白を含める場合で,シェルから入力するときには,前後を引用符(")で囲んでください。
- (例)
-
1 2を引数に持つオプションfは,次のように記述します。
$ cmd -f "1 2"
-
同じオプションフラグを2回以上指定することはできません。
-
オプションは,コマンド引数より前に指定してください。