1.2 HiRDB Dataextractorの機能
HiRDB Dataextractorを使用して,ほかのシステムのDBとデータを抽出・反映することをデータ連携と呼びます。
データ連携の概要を次の図に示します。なお,データ抽出を実行する側のシステムを,抽出側と呼びます。データ反映を実行する側のシステムを,反映側と呼びます。
データ連携を実現するために,HiRDB Dataextractorは次の機能を提供します。
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データ抽出機能
データ抽出機能は,抽出対象のDBからデータを抽出し,抽出したデータを反映側のシステムに送信する機能です。このとき,ユーザは抽出するデータを選択したり,抽出したデータに任意の列を追加したりできます。
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データ反映機能
データ反映機能は,抽出側から送信されたデータを受信し,反映対象の表に反映する機能です。
データ反映機能では,HiRDBのデータベース作成ユティリティ(pdload)を使用して,HiRDBの表にデータを反映します。
HiRDBのデータベース作成ユティリティ(pdload)については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
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ファイル作成機能
ファイル作成機能は,抽出側から送信されたデータを受信し,ファイルに格納する機能です。
ファイル作成機能で作成したファイルを利用することによって,HiRDB以外のDBシステムともデータ連携が実現できます。
ファイル作成機能の概要を次の図に示します。なお,ファイル作成機能を実行する側のシステムを,ファイル作成側と呼びます。
図1‒2 ファイル作成機能の概要