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HiRDB データ連動拡張機能 HiRDB Datareplicator Extension Version 10


hderesstateS(データ連動リソースの状態の取得)

〈このページの構成〉

機能

コマンドを実行した時点のデータ連動リソースの状態を標準出力に出力します。出力される情報を,次の表に示します。

データ連動リソース

出力される情報

メッセージデータ型

出力はありません。

キューテーブル

  • キューテーブルの有無

  • キューテーブル名称

  • キューテーブルからの取り出し(DEQUEUE)が完了した更新データの保存時間

  • キューテーブルに格納されているメッセージ(更新データ)の情報

    ・未抽出メッセージ数

    ・先頭の未抽出メッセージがキューテーブルに格納された時間

    ・最終の未抽出メッセージがキューテーブルに格納された時間

    ・キューテーブルに格納されているメッセージの詳細

データ連動用トリガ

  • 全トリガ数

  • 全トリガ名

  • 全トリガの定義対象表一覧

  • 全トリガの状態(有効/無効)

抽出データ制御表

  • 抽出データ制御表の有無

  • 抽出データ制御表情報(抽出情報キューファイルの最終WRITE位置)

注※

-dオプションを指定したときだけ出力します。

形式

     hderesstateS 〔-D DSN〕〔-u ユーザID 〔/ パスワード〕〕
         〔-d〔-s 表示開始時間〕〔-t 表示終了時間〕〔-n 表示データ件数〕〕

オプション

規則

出力形式

[図データ]

説明

出力形式の説明と出力条件を次に示します。

番号

説明

出力条件

1.

キューテーブルの有無

exist:キューテーブルあり

not exist:キューテーブルなし

条件はありません。

2.

キューテーブル名称

1.がexistの場合。

3.

キューテーブルからの取り出し(DEQUEUE)が完了した更新データの保存時間(単位:秒)

4.

キューテーブル内の未抽出メッセージ数

5.

先頭の未抽出メッセージがキューテーブルに格納された時間

1.がexistで,かつ4.が0以外の場合。

6.

最終の未抽出メッセージがキューテーブルに格納された時間

7.

データ連動用トリガ数

条件はありません。

8.

データ連動用トリガの詳細

  • 先頭3カラム目

    *の場合はトリガが有効であることを示します。

  • 先頭5〜23カラム目

    「トリガ名+通番+トリガ種別」を表示します。

    通番はトリガ種別ごとに振られる4けたの識別番号です。

    トリガ種別には次の3種類があります。

    ・INS:トリガの投入

    ・UPD:トリガの更新

    ・DEL:トリガの削除

  • 先頭25カラム目以降

    トリガ定義対象スキーマ名及び表名

7.が0以外の場合。

9

抽出データ制御表の有無

exist:抽出データ制御表あり

not exist:抽出データ制御表なし

条件はありません。

10.

抽出データ制御表の情報(抽出情報キューファイルの最終WRITE位置)

9.がexistの場合。

11.

出力メッセージ数

-dオプションを指定している場合。

12.

メッセージの連続番号

11.が0以外の場合。

13.

メッセージがキューテーブルに格納された時間,トランザクションID,及びメッセージの状態

メッセージの状態

'PROCCESSED':既にキューテーブルから取り出されています。

'READY':まだキューテーブルから取り出されていません。

14.

表ID及び更新種別

更新種別

INS:INSERT

UPD:UPDATE(マッピングキー更新なし)

UPDM:UPDATE(マッピングキー更新あり)

DEL:DELETE

15.

更新前データ数

11.が0以外で,かつ14.の更新種別がUPDM又はDELの場合。

16.

更新データ順序名(4けたの連続番号)及び更新データ長

更新データ長

−1:ナル値

−1以外:データ長

15.が0以外の場合。

17.

更新前データ

15.が0以外で,かつ16.が−1以外の場合。

18.

更新後データ数

11.が0以外で,かつ14.の更新種別がINS,UPD,又はUPDMの場合。

19.

更新データ順序名及び更新データ長

更新データ長

−1:ナル値

−1以外:データ長

18.が0以外の場合。

20.

更新後データ

18.が0以外で,かつ19.が−1以外の場合。