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HiRDB データ連動拡張機能 HiRDB Datareplicator Extension Version 10


4.1.4 時系列情報表の作成

時系列情報表を作成する手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 時系列情報を取得する表の定義

更新情報,反映日付,反映時間などの時系列情報を取得するためには,反映側DB上に,これらの情報を取得するための表(時系列情報表)を作成しておく必要があります。時系列情報表を作成するときには,表名と列構成(列数,列順序,列名)は任意に指定できます。ただし,列の属性は取得する情報に合わせて定義する必要があります。

また,反映側DBがHiRDBの場合,取得する情報の種類によっては,更新情報フィールド定義のconst句で定数を指定します。

時系列情報表の列の属性について,反映側DBごとに説明します。

(a) 反映側DBがHiRDBの場合

反映側DBがHiRDBの場合の,時系列情報表の列の属性とconst句での指定については,マニュアル「HiRDBデータ連動機能 HiRDB Datareplicator」を参照してください。

(b) 反映側DBがOracleの場合

反映側DBがOracleの場合の時系列情報表の列の属性を次の表に示します。

表4‒6 反映側DBがOracleの場合の時系列情報表の列の属性

取得する情報

列の属性(外部データ型)

抽出日付

DATE(日付及び時間の情報を持ちます)

抽出時間

反映日付

反映時間

反映種別

CHAR(5)

マッピングキー

「4.1.2(2)(a) HiRDBデータ型からOracle(UNIX)データ型への変換」の「表4-4 Oracleに反映するデータのデータ型対応」及びマニュアル「HiRDBデータ連動機能 HiRDB Datareplicator」を参照してください。

更新情報

上記のデータ型で変換できるデータ型以外で時系列情報表を定義した場合は,時系列情報の取得処理及び反映処理の動作を保証できません。

(c) ODBCドライバを使用してデータ連動する場合

ODBCドライバを使用してデータ連動する場合の時系列情報表の列の属性を次の表に示します。

表4‒7 ODBCドライバを使用してデータ連動する場合の時系列情報表の列の属性

取得する情報

列の属性

抽出日付

SQL_DATE

反映日付

抽出時間

SQL_TIME

反映時間

反映種別

SQL_CHAR(5)

マッピングキー

「4.1.2(2)(b) HiRDBデータ型からODBCのデータ型への変換(SQL Server,Oracle)」の「表4-5 ODBCを使用して反映するデータのデータ型の対応」を参照してください。

更新情報

注※

ODBCドライバがSQL Server又はOracle ODBC driverの場合は,SQL_TIMESTAMPとなり,日付と時間が同一列に反映されます。