Hitachi

HiRDB データ連動拡張機能 HiRDB Datareplicator Extension Version 10


2.14.1 データ連動リソース管理ユーザに対する権限付与

データ連動リソース管理ユーザに対しては,次に示す権限を与えておく必要があります。

Oracleの場合

権限種別

説明

権限を与えていない場合

DBA権限

任意のユーザが所有する抽出対象表に対するトリガの定義を可能とするための権限です。

権限付与例

CONNECT system/manager;

GRANT DBA TO 管理ユーザ名;

hdeprepXコマンド実行時のトリガ作成処理でエラーとなります。

権限を与えた後,hdeprepOを再実行してください。

キューテーブル管理者権限

キューテーブル管理者としてキューテーブルを作成するための権限です。

権限付与例

CONNECT system/manager;

GRANT AQ_ADMINISTRATOR_ROLE TO 管理ユーザ名;

hdestartXコマンド(-iオプションを指定)実行時のキューテーブル作成処理でエラーとなります。

権限を与えた後,hdestartOコマンド(-iオプションを指定)を再実行してください。

キューテーブルパッケージ実行権限

キューテーブル操作用パッケージを実行するための権限です。

権限付与例

CONNECT system/manager;

GRANT EXECUTE ON DBMS_AQADM TO 管理ユーザ名;

GRANT EXECUTE ON DBMS_AQ TO 管理ユーザ名;

hdeprepXコマンド実行時のトリガ作成処理でエラーとなります。

権限を与えた後,hdeprepOを再実行してください。

SQL Serverの場合

ユーザ

ロール種別

ロール

ログインアカウント

固定サーバロール

制限なし

ユーザアカウント

固定データベースロール

db_ddladmin,db_datareader,db_datawrite

注 権限は,SQL Server管理コンソールから与えてください。