9.8.1 使用方法
更新SQL出力機能の使用方法について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 前提条件
更新SQL出力機能を使用する場合,次に示す条件を満たしている必要があります。
-
抽出側Datareplicatorのプロセスが起動可能である(CPU障害などから回復している)
-
抽出側システムにある次のファイルが正常な状態である(ディスク障害などから回復している)
-
抽出システム定義ファイル
-
抽出環境定義ファイル
-
送信環境定義ファイル
-
抽出定義ファイル
-
抽出定義プリプロセスファイル
-
抽出情報キューファイル
-
抽出マスタステータスファイル
-
抽出サーバステータスファイル
-
データ連動用連絡ファイル
-
二重化制御ファイル
-
HiRDBシステムログ
-
(2) コマンド
hdestartに-s -Lオプションを指定して実行します。コマンドの詳細については,hdestartコマンドを参照してください。
(3) 使用するプロセス
更新SQL出力機能を使用すると,更新SQL出力プロセスが起動します。更新SQL出力プロセスの詳細を次に示します。
プロセス名 |
起動方法 |
終了方法 |
---|---|---|
hdesqlput |
hdestart -s -L |
hdestop |
更新SQL出力プロセスは,次に示す点を除いて送信プロセスと同じ動作をします。
-
反映側Datareplicatorへの接続及び送信を行いません。
-
抽出サーバステータスファイルの更新を行いません。
-
HiRDBの正常停止や連動停止ログ(pdrplstop)を検知した場合でも,停止しません。
-
hdeevent -n 0 が実行された場合でも停止しません。
-
抽出システム定義のsendcontrolオペランドにsendmstを指定している場合も,nodemst方式で動作します。
-
縮退状態の送信先が存在する場合,送信環境定義のoverwrite_continueオペランドにfalseが指定されていても,縮退状態は継続されます。