5.7.1 二重化定義(抽出側)の形式と説明
抽出側システムの二重化定義で使用する論理ファイル名と物理ファイル名の対応を定義します。
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
{{ logical_file = 論理ファイル名 physical_file_a = 物理ファイル名1 physical_file_b = 物理ファイル名2 # コメント行 }} :
定義文の1行の長さは半角1,024文字以内です。コメントを記述する場合は,行の先頭に「#」を記述してください。
(2) オペランドの説明
- logical_file = 論理ファイル名
-
二重化するファイルの論理ファイル名を指定します。ファイルごとの論理ファイル名を次に示します。
対象システム
定義ファイル
論理ファイル名
抽出側システム
抽出マスタステータスファイル
mststatus
抽出サーバステータスファイル
sts_サーバ名
抽出情報キューファイル
抽出環境定義に指定した名称_サーバ名
データ連動用連絡ファイル
hde_サーバ名
論理ファイル名を重複して定義した場合は,定義解析エラーが発生します。また,抽出環境定義ファイル中にない論理ファイル名称を定義した場合,その論理ファイル名に関する定義は無視されます。
- physical_file_a = 物理ファイル名1,physical_file_b = 物理ファイル名2
-
〜((1〜125))(単位:バイト)
logical_fileで指定した論理ファイルを構成する物理ファイル名を絶対パスで指定します。データ連動用連絡ファイルを二重化する場合,物理ファイル名1,又は物理ファイル名2のどちらか一方に論理ファイル名を指定してください。物理ファイル名を重複して定義した場合は,定義解析エラーが発生します。キャラクタ型スペシャルファイルを使用する場合,ノード間で名称が重複しないようシンボリックリンクを作成して,すべての物理ファイル名を一意の名称にしてください。