Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


3.6.6 抽出状態・反映状態の確認方法

反映トランザクション同期機能を使用する場合,抽出状態及び反映状態の確認方法が変わります。次の表に確認方法を示します。

表3‒10 抽出状態及び反映状態の確認方法

運用

この機能を使用しない場合

この機能を使用する場合

抽出元DBの更新内容がどこまで反映されているか確認したい。

業務の切れ目でhdeeventコマンドを実行し,反映側システムに出力されるKFRB03211-Iメッセージで最終業務まで反映済みであることを確認してください。

3.6.9 運用例」に説明する運用をしてください。

システムログからすべてのログが抽出済みか確認したい。

pdlogsync -d sysコマンドの実行後,pdls -d rpl -jコマンドを実行し,(2)より(1)の方が大きいことを確認してください。

SYSTEMID : HRD1(183346)

Data replication : Y

UNITID : unt1(183346)

Data replication : Y

SERVER NAME : sds01

Extract Database : Y

Extract Status : C

System Log Extract Point :

Run ID Group Gen No. BLock No.

41418a08 log5 2 4e  …(1)

System Log Sync Info :

Run ID Group Gen No. BLock No.

41418a08 log5 2 4c  …(2)

この機能を使用しない場合と同様です。

抽出情報キューファイルからすべてのログを送信した後で,抽出側Datareplicatorを停止したい。

抽出対象表の更新ができない状態にした後でhdestateコマンドを入力し,各バックエンドサーバのread positionとwrite positionが一致していることを確認してから,hdestopコマンドを実行してください。

抽出対象表の更新ができない状態にした後で同期イベントを実行し,各バックエンドサーバのread positionとwrite positionが一致していることを確認してから,hdestopコマンドを実行してください。

反映情報キューファイルからすべてのログを反映した後で,反映側Datareplicatorを停止したい。

抽出側Datareplicatorが停止している状態でhdsstateコマンドを入力し,各データ連動識別子のread positionとwrite positionが一致していることを確認してから,hdsstopコマンドを実行してください。

  1. 抽出対象表の更新ができない状態にした後で同期イベントを実行し,各バックエンドサーバのread positionとwrite positionが一致していることを確認してから,hdestopコマンドで抽出側Datareplicatorを停止します。

  2. 1.の状態でhdsstopコマンドを実行してください。