Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


3.2.1 抽出処理の概要

抽出処理は「抽出」と「送信」に分かれます。抽出処理の概要を次の図に示します。

図3‒12 抽出処理の概要

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 抽出

抽出側HiRDBのシステムログファイルから更新情報を抽出して,抽出情報キューファイルに格納します。抽出側HiRDBがパラレルサーバの場合には,抽出対象になるバックエンドサーバごとにHiRDBのシステムログファイルが存在するため,バックエンドサーバごとに抽出処理を実行します。このとき,抽出の状態をデータ連動用連絡ファイル抽出時のステータスファイルに格納します。

抽出中にエラーになったときは,エラーの内容が抽出時のエラー情報ファイルに出力されます。

(2) 送信

抽出情報キューファイルに入っている更新情報を読み出し,指定された送信先の反映側システムに送信します。抽出側HiRDBがパラレルサーバの場合には,抽出対象になるバックエンドサーバごとに送信処理を実行します。このとき,送信の状態を抽出時のステータスファイルに格納します。

送信中にエラーになったときは,エラーの内容が抽出時のエラー情報ファイルに出力されます。