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HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


2.10.1 コマンドの実行

Windows Vista,及びWindows Server 2008には,UAC(User Account Control)というセキュリティ機能があります。UACを利用している場合,普段は必要最低限の権限で作業し,システム設定などの管理者権限が必要な作業をするときだけ,権限を昇格させます。UACの詳細については,OSのマニュアルを参照してください。

UACを利用している場合,Datareplicatorでコマンドを実行するとき,「管理者として実行」したコマンドプロンプトかどうかによって,動作が異なります。

「管理者として実行」したコマンドプロンプトの場合

コマンドプロンプト起動時に,操作の続行を許可するかどうかの確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログで操作の続行を許可すると,コマンドプロンプトが起動します。その後は,従来と同じようにコマンドプロンプト上でコマンドを実行できます。

「管理者として実行」したコマンドプロンプトではない場合

コマンドプロンプト起動時には確認ダイアログは表示されません。代わりに,コマンドプロンプト上でコマンドを実行するたびに,プログラムのアクセスを許可するかどうかの確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログでプログラムのアクセスを許可すると,コマンドプロンプト上でコマンドを実行できます

注※

一部のコマンドは,処理結果のコマンドプロンプトが消えてしまうなどして,正常に実行できません。このため,通常は「管理者として実行」したコマンドプロンプトでコマンドを実行することをお勧めします。