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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド


付録C.2 ログ同期方式の場合

HiRDBの入れ替え手順を次の表に示します。

表C‒3 HiRDBの入れ替え手順

手順

手順の内容

実施するサイト

参照先

業務サイト

ログ適用サイト

1

ログ適用サイトを停止する

ログ適用サイトのHiRDBの終了

2

業務サイトのHiRDBを入れ替える

業務サイトのHiRDBの入れ替え

3

ログ適用サイトのHiRDBを入れ替える

ログ適用サイトのHiRDBの入れ替え

4

システムログ適用化をする

システムログ適用化

(凡例)

○:該当するサイトで手順の内容を実施します。

−:該当するサイトでは,手順の内容を実施しません。

各サイトのHiRDBの入れ替え手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 業務サイトのHiRDBの入れ替え

業務サイトのHiRDBの入れ替え手順を次に示します。

〈手順〉
  1. pdstartコマンドでHiRDBを開始してください。

  2. データベース状態解析ユティリティ(pddbst)でデータディクショナリ用RDエリアの空き領域を調べてください。

  3. pdstopコマンドでHiRDBを正常終了してください。

  4. HiRDBインストールディレクトリ下のファイルを退避してください(新バージョンでの動作確認までのバックアップです)。

  5. 環境変数PDDIRの指定を変更してください。

  6. pdsetup -dコマンドで,旧バージョンのHiRDBをOSから削除してください。

  7. 新バージョンのHiRDBをインストールしてください。

  8. 新バージョンのHiRDB運用ディレクトリを作成してください。

  9. pdsetupコマンドでHiRDBをOSに登録してください。

  10. pdstartコマンドでHiRDBを開始してください。このとき,HiRDBがpdvrupコマンドを自動実行します。

  11. pdstopコマンドでHiRDBを正常終了してください。

(2) ログ適用サイトのHiRDBの入れ替え

ログ適用サイトのHiRDBの入れ替え手順を次に示します。

〈手順〉
  1. HiRDBインストールディレクトリ下のファイルを退避してください(新バージョンでの動作確認までのバックアップです)。

  2. 環境変数PDDIRの指定を変更してください。

  3. pdsetup -dコマンドで,旧バージョンのHiRDBをOSから削除してください。

  4. 新バージョンのHiRDBをインストールしてください。

  5. 新バージョンのHiRDB運用ディレクトリを作成してください。

  6. pdsetupコマンドでHiRDBをOSに登録してください。