11.5 業務サイトで作成したシステムファイル以外のファイルの扱い
ログ同期方式では,システムファイルを同期コピーしていますが,それ以外のファイルはコピーしていません。業務サイトのHiRDBでコマンドを実行して情報ファイルなどを作成し,その情報ファイルを基に作業する運用を行っている場合,作成した情報ファイルをログ適用サイトへコピーする必要があります。ログ適用サイトへコピーすることで,運用中にサイト切り替えが発生した場合でも作業を続行できます。ログ適用サイトへのコピーは,同期ペアボリュームにコピー対象となるファイルを作成し,TrueCopyを使用して同期コピーする方法をお勧めします。ただし,運用上,同期ペアボリュームに配置できない場合は,次の表に示す対策を実施してください。
機能名または コマンド名 |
同期化されない ファイル |
説明 |
対策 |
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セキュリティ監査機能 |
災害などで業務サイトが使用できなくなった場合,ログ適用サイトにファイルを引き継いでいないと,ファイルを利用した運用が継続できなくなることがあります。 |
pdaudswapコマンドを実行し,現用の監査証跡ファイルをスワップしてから,ログ適用サイトに転送してください。ただし,スワップしてからログ適用サイトへの転送が完了するまでの間に,業務サイトが使用できなくなると,監査証跡ファイルに蓄積された情報が欠損します。 |
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プラグインインデクス遅延一括作成 |
災害などで業務サイトが使用できなくなった場合,ログ適用サイトにはファイルがないため,ファイルを利用した運用ができなくなることがあります。 |
なし。 |
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pdrorg※ |
災害などで業務サイトが使用できなくなった場合,ログ適用サイトにはファイルがないため,回復またはアンロードができなくなることがあります。 |
業務サイトで出力が完了したファイルを,ログ適用サイトに転送してください。 |
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pdcopy |
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システムログのアンロード(自動ログアンロード機能も含む) |
- 注※
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表の再編成のリロード処理中に災害が発生した場合,業務サイトが使用できなくなり,アンロードデータファイルが参照できなくなります。また,ログ適用サイトの表データが削除されている状態のため,表データを元に戻せなくなるおそれもあります。そのため,表の再編成を行う場合は,アンロードとリロードを別々に実行する必要があります(アンロードをしたあと,アンロードデータファイルをログ適用サイトへ転送してください)。