Hitachi

インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


付録F トラブル事例

インナレプリカ運用時のよくあるトラブル事例を次の表に示します。

表F‒1 よくあるトラブル事例

トラブル事例

トラブル発生契機

出力されるメッセージ

原因/対処

の参照先

レプリカRDエリアが閉塞

定義系SQL実行

(CREATE,DROP,ALTERコマンド)

  • KFPH22015-E(HiRDBファイルシステム領域がない)

  • KFPH00306-E(オープンエラー)

定義系SQL実行時にレプリカRDエリア閉塞」を参照してください。

RDエリアの状態解析コマンドでのセグメント情報取得

(pddbls -r all -aコマンド)

  • KFPH22015-E(HiRDBファイルシステム領域がない)

  • KFPH00306-E(オープンエラー)

RDエリアの状態解析コマンドでのセグメント情報取得(pddbls -r all -aコマンド実行)時にレプリカRDエリア閉塞」を参照してください。

オリジナルRDエリア拡張(pdmodコマンドのexpand rdarea文)後のRDエリアアクセス

KFPH22001-E(RDエリア制御情報の矛盾検知,reason code = 5)

オリジナルRDエリア拡張後のRDエリアアクセス時にレプリカRDエリア閉塞」を参照してください。

カレントRDエリアの切り替え

(pdorchgコマンド)

KFPH22001-E(RDエリア制御情報の矛盾検知,reason code = 5)

カレントRDエリア切り替え時にレプリカRDエリア閉塞(RDエリア制御情報の矛盾検知)」を参照してください。

  • KFPO00107-E(システムコールエラー,"open64(oflopen64)" failed. errno=13 : Permission denied)

  • KFPH27007-E(HiRDBファイルシステム領域アクセスエラー,code = -1540)

  • KFPH00306-E(オープンエラー)

カレントRDエリア切り替え時にレプリカRDエリア閉塞(オープンエラー)」を参照してください。

更新可能なオンライン再編成運用中の系切り替え発生

KFPH22015-E(HiRDBファイルシステム領域がない)

更新可能なオンライン再編成運用中の系切り替えでレプリカRDエリア閉塞」を参照してください。

オンライン再編成の追い付き反映

(pdorendコマンド)

  • KFPO00107-E(システムコールエラー,"write(oflwrite)" failed. errno=5)

  • KFPH23100-E(HiRDBファイルアクセスエラー,code = -1544)

  • KFPH00306-E(入出力エラー)

オンライン再編成の追い付き反映時にレプリカRDエリア閉塞」を参照してください。

KFPH22015-E(HiRDBファイルシステム領域がない)

コマンドが異常終了

データベースの静止化

(pdorbeginコマンド)

KFPH00153-E(RDエリア状態不正)

データベースの静止化(pdorbeginコマンド)が異常終了(RDエリア状態不正)」を参照してください。

  • KFPS00450-W(タイムアウト)

  • KFPA11770-I(排他エラー)

  • KFPH00145-E(code = -5:排他エラー)

データベースの静止化(pdorbeginコマンド)が異常終了(タイムアウト)」を参照してください。

データベースの静止化の解除

(pdorbegin -uコマンド)

  • KFPS00450-W(タイムアウト)

  • KFPA11770-I(排他エラー)

  • KFPH00145-E(code = -5:排他エラー)

データベースの静止化の解除(pdorbegin -uコマンド)が異常終了」を参照してください。

カレントRDエリアの切り替え

(pdorchgコマンド)

  • KFPS00450-W(タイムアウト)

  • KFPA11770-I(排他エラー)

  • KFPH00145-E(code = -5:排他エラー)

カレントRDエリアの切り替え(pdorchgコマンド)が異常終了(タイムアウト)」を参照してください。

KFPH27043-E(code = -55:コマンドの実行順序不正)

カレントRDエリアの切り替え(pdorchgコマンド)が異常終了(コマンドの実行順序不正)」を参照してください。

更新可能なオンライン再編成

KFPA11756-E(RDエリア容量不足)

更新可能なオンライン再編成が異常終了(RDエリア容量不足)」を参照してください。

KFPA20002-E(通信処理エラー,abort=Pab1114,code=-364)

更新可能なオンライン再編成が異常終了(通信処理エラー)」を参照してください。

更新可能なオンライン再編成の取り消し(pdorend -uコマンド)

KFPH27043-E(code = -55:コマンドの実行順序不正)

更新可能なオンライン再編成の取り消し(pdorend -uコマンド)が異常終了」を参照してください。

オンライン再編成の追い付き反映

(pdorendコマンド)

KFPH27043-E(code = -50:タイムアウト,または,-51:リトライ回数オーバー)

オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド)が異常終了(タイムアウトまたはリトライ回数オーバー)」を参照してください。

KFPH27043-E(code = -55:コマンドの実行順序不正)

オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド)が異常終了(コマンドの実行順序不正)」を参照してください。

KFPT02016-E(ユニークインデクスがない)

オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド)が異常終了(ユニークインデクス未定義)」を参照してください。

HiRDBが異常終了

更新可能なオンライン再編成

KFPS01220-E(ログファイル不足)

HiRDBが異常終了する事例」を参照してください。

ボリューム操作コマンドがエラー

ペアボリューム再同期

ボリューム操作コマンドがエラーになる事例」を参照してください。

各トラブル事例を次の形式で説明します。

よくある原因

よくある原因を挙げています。

確認方法

トラブルの原因が「よくある原因」で示した原因であるかどうかを確認する方法を記載しています。

対処方法

よくある原因に対する対処方法を記載しています。

対処手順

対処方法の手順を記載しています。

対処手順に書かれているペアボリュームのボリューム操作については,使用するミラーリング機能のマニュアルを参照してください。日立ディスクアレイシステムを使用している場合は,「日立ディスクアレイシステム使用時の注意事項および操作手順」を参照してください。

〈この節の構成〉