Hitachi

インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


付録A.1 インナレプリカに必要なミラーリング機能

インナレプリカ機能を使用するには,オリジナルRDエリアのデータを複製する機能が必要です。インナレプリカ機能に必要なミラーリング機能を次の表に示します。次の表の機能をサポートしているミラーリング機能であれば,インナレプリカ機能のRDエリア作成に使用できます。

表A‒1 インナレプリカ機能に必要なミラーリング機能

項番

インナレプリカ機能の詳細

必要なミラーリング機能

備考

基本機能

  • ペアボリュームの生成

    オリジナルRDエリアの格納領域を割り当てるボリュームを二重化できる機能

  • ペアボリュームの分離

    二重化したボリュームを分離し,それぞれのボリュームを同一OS下で独立したボリュームとしてアクセスできるようにする機能

  • ペアボリュームの再統合

    分離したボリュームを再びペアボリュームに設定できる機能

  • 相方向のデータ反映

    ペア設定時のデータの反映で,正ボリュームから副ボリュームへ,または副ボリュームから正ボリュームへの選択ができること

データ反映が一方向だけの場合は,一部の運用が制限されます。

高速なデータ反映

  • 分離状態の差分管理

    ペア関係を持ったボリュームが分離状態にあるとき,更新履歴を管理し,再度ペア設定をすると差分だけを高速に反映する機能

オンライン中のペア設定・解除

  • オープン中のファイルがある状態でのペアボリュームの分離・統合ができる機能

HiRDBのRDエリアのオープン属性をSCHEDULEにすることで,対処できる場合もあります。