5.1.5 取得した情報を基にした障害対策
「更新可能なオンライン再編成状態の確認」までに取得した障害情報を基に障害対策を行います。
状況ごとの対策方法については次の表を参照してください。
なお,再編成状態がNONE,READY1,READY2のときは,データベース静止化コマンドの取り消しコマンド(pdorbegin -u)で更新可能なオンライン再編成の実行を取り消せます。
再編成状態 |
対策後の運用方針 |
対策方法 |
---|---|---|
NONE |
オンライン再編成を続行する。 |
障害要因を取り除いて,データベース静止化コマンド(pdorbegin)からやり直します。 |
READY1 |
オンライン再編成を続行する。 |
使用するミラーリング機能のマニュアルを参照してください。 |
READY2 |
オンライン再編成を続行する。 |
障害要因を取り除いて,データベース静止化コマンド(pdorbegin)からやり直します。 |
READY3 |
障害回復後,オンライン再編成を続行する。 |
障害要因を取り除いて,データベースの再編成コマンド(pdrorg)を実行します。 |
オンライン再編成を中止して,レプリカRDエリアで業務を続行する。 マスタDBの修復のために,HiRDBを停止しない(ただし,アクセスを制限する)。 |
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オンライン再編成を中止して,レプリカRDエリアで業務を続行する。 マスタDBの修復のために, HiRDBを一時停止する。 |
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REFLEC |
オンライン再編成を中止して,レプリカRDエリアで業務を続行する。 マスタDBの修復のために,HiRDBを停止しない(ただし,アクセスを制限する)。 |
|
オンライン再編成を中止して,レプリカRDエリアで業務を続行する。 マスタDBの修復のために, HiRDBを一時停止する。 |
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|
オンライン再編成を続行する。 |
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SYNC |
オンライン再編成を中止して,レプリカRDエリアで業務を続行する。 マスタDBの修復のために,HiRDBを停止しない(ただし,アクセスを制限する)。 |
|
オンライン再編成を中止して,レプリカRDエリアで業務を続行する。 マスタDBの修復のために,HiRDBを一時停止する。 |
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オンライン再編成を完了させる。 |
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再編成状態 |
対策後の運用方針 |
対策方法 |
---|---|---|
NONE |
オンライン再編成を続行する。 |
|
READY1 |
オンライン再編成を続行する。 |
使用するミラーリング機能のマニュアルを参照してください。 |
READY2 |
オンライン再編成を続行する。 |
|
READY3 |
オンライン再編成を続行する。 |
|
REFLEC |
オンライン再編成を続行する。 追い付き反映処理は初めからやり直す※2。 |
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オンライン再編成を続行する。 追い付き反映処理は障害発生時の続きから行う。 |
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オンライン再編成を中止して,レプリカRDエリアで業務を続行する(マスタDBの修復については,表「障害対策方法(ユニットダウンまたはコマンドが異常終了した場合)」を参照してください)。 |
追い付き反映処理を取り消します(pdorend -u)。 |
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SYNC |
オンライン再編成を続行する。 |
|
オンライン再編成を中止して,レプリカRDエリアで業務を続行する。 (マスタDBの修復については,表「障害対策方法(ユニットダウンまたはコマンドが異常終了した場合)」を参照してください)。 |
追い付き反映処理を取り消します(pdorend -u)。 |
再編成状態 |
対策後の運用方針 |
対策方法 |
---|---|---|
NONE |
障害回復後,オンライン再編成を続行する。 |
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READY1 |
障害回復後,オンライン再編成を続行する。 |
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READY2 |
障害回復後,オンライン再編成を続行する。 |
|
READY3 |
オンライン再編成を中止して,障害の発生していないマスタDBにレプリカDBのデータを反映する。その後,マスタDBで業務を続行する。 |
|
REFLEC |
オンライン再編成を中止して,障害の発生していないマスタDBにレプリカDBのデータを反映する。その後,マスタDBで業務を続行する。 |
|
SYNC |
オンライン再編成を完了させる。 |
追い付き反映コマンド(pdorend)を実行します。 |
再編成状態 |
対策後の運用方針 |
対策方法 |
---|---|---|
READY1 READY2 |
オンライン再編成を続行する。 |
|
READY3 |
オンライン再編成を続行する。 |
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