Hitachi

インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


3.6.1 データベースの状態表示

次の表に示すHiRDBのコマンドでレプリカRDエリアを含めたHiRDBの状態が確認できます。

表3‒5 データベースの状態を表示するコマンド

項番

コマンド名

機能

1

pddbls

RDエリアの状態を確認する

2

pddbst

データベースの状態解析をする

〈この項の構成〉

(1) RDエリアの状態表示

pddblsコマンドに-oオプションを指定すると,指定されたRDエリアのインナレプリカグループ内の状態を表示できます。pddblsコマンドは,HiRDB管理者が,HiRDBの稼働中に実行します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合,システムマネジャがあるサーバマシンで実行します。pddblsコマンドについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

pddblsコマンドの実行例
pddbls -r RD01,RD02 -o

オリジナルRDエリアRD01とRD02を含むインナレプリカグループ内のRDエリアの状態を表示します。表示結果の例を次に示します。

pddblsコマンドの実行結果の例

[図データ]

(2) データベースの状態解析

pddbstコマンドでは,RDエリアの格納状態を物理的および論理的に解析できます。インナレプリカ機能を使用しているRDエリアを解析した場合には,オリジナルRDエリア名,解析対象RDエリアの世代番号,インナレプリカグループ内のレプリカRDエリア数が表示されます。pddbstコマンドは,HiRDB管理者が,HiRDBの稼働中に実行します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合,システムマネジャがあるサーバマシンで実行します。pddbstコマンドについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

pddbstコマンドの実行例
pddbst -r RD01 -q 1

レプリカRDエリアRD01_GN1の状態を表示します。表示結果の例を次に示します。

pddbstコマンドの実行結果の例(RDエリア物理的解析結果の例)

[図データ]