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インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


3.3.3 レプリカRDエリアの定義

HiRDBのpdmodコマンドでreplicate rdarea文を実行して,レプリカRDエリアを定義します。定義内容は,HiRDB(マスタディレクトリ用RDエリア,データディクショナリ用RDエリア)へ登録されます。ここでは,主に次の内容を定義します。

レプリカRDエリアに割り当てる世代番号には,「HiRDBファイルシステム領域の世代番号の登録」で登録した番号を指定します。レプリカRDエリアにグローバルバッファを割り当てるときには,「グローバルバッファの割り当て」で定義した値を指定します。次に,replicate rdarea文の指定例およびpdmodコマンドの実行例を示します。

replicate rdarea文の指定例(replicate rdarea文のファイル名:/usr/rep01)
// レプリカRDエリアRD01_GN1用の指定
replicate rdarea RD01_GN1 globalbuffer gbufrp01
                      // レプリカRDエリア名をRD01_GN1とし,
                      // それに対してグローバルバッファgbufrp01
                      // (「グローバルバッファの割り当て」で指定した値)を割り当てる指定
                      // globalbufferオペランドには,
                      // 存在するグローバルバッファを指定する
                      // globalbufferオペランドを省略した場合は,
                      // オリジナルRDエリアに割り当てられている
                      // グローバルバッファが割り当てられる
   reproduce RD01
                      // オリジナルRDエリアRD01を指定
   generation number 1;
                      // レプリカRDエリアRD01_GN1に割り当てる
                      // 世代番号:1(「HiRDBファイルシステム領域の世代番号の登録」で指定した値)を指定
 
// レプリカRDエリアRD02_GN1用の指定
replicate rdarea RD02_GN1 globalbuffer gbufrp02
   reproduce RD02
   generation number 1;
pdmodコマンドの実行例
pdmod -a /usr/rep01

/usr/rep01ファイルに記述された上記に示すreplicate rdarea文を実行します。

pdmodコマンドは,HiRDB管理者が,HiRDBの稼働中に実行します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合,システムマネジャがあるサーバマシンで実行します。pdmodコマンドについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。