Hitachi

インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


3.3 レプリカの定義

レプリカを定義する前に,オリジナルとレプリカの格納領域を割り当てるボリュームを,ミラーリング機能を使って二重化しておきます(ペアボリュームの生成)。ボリュームの二重化によって,オリジナルとレプリカの内容の矛盾を防ぎます。ハードウェアのミラーリング機能を使用する場合はディスク管理機能で,ソフトウェアのミラーリング機能を使用する場合はミラーファイル管理ソフトウェアで,二重化します。二重化(ペアボリュームの生成)については,使用するミラーリング機能のマニュアルを参照してください。なお,日立ディスクアレイシステムを使用している場合は,まず「日立ディスクアレイシステム使用時の注意事項および操作手順」を参照してください。

ペアボリュームが生成されたあと,次の手順でレプリカの定義を実施します。

  1. システム共通定義およびサーバ定義の変更

  2. HiRDBファイルシステム領域の世代番号の登録

  3. レプリカRDエリアの定義

この節では,これらの定義方法について説明します。

〈この節の構成〉