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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


2.24.1 使用インデクスのSQL最適化指定

〈この項の構成〉

(1) 機能

使用インデクスのSQL最適化指定では,表に対する検索で使用するインデクスの指定,又はインデクス利用の抑止(テーブルスキャン)を指定できます。

(2) 形式

 使用インデクスのSQL最適化指定::=
     {WITH INDEX (インデクス指定〔,インデクス指定〕…)|WITHOUT INDEX}
 
 インデクス指定::={〔認可識別子.〕インデクス識別子|PRIMARY KEY
            |CLUSTER KEY|PRIMARY CLUSTER KEY}

(3) オペランド

使用するインデクスを指定します。複数指定した場合は,複数インデクス利用となります。

インデクス利用を抑止します(テーブルスキャン)。

認可識別子

インデクスを持つユーザの認可識別子を指定します。省略した場合については,「名前の修飾」を参照してください。

インデクス識別子

使用するインデクスの名称を指定します。

PRIMARY KEY

表定義時に主キー(又は主キーで,かつクラスタキー)を指定して,定義したインデクスを使用する場合に指定します。主キー及びクラスタキーについては,「CREATE TABLE(表定義)」を参照してください。

CLUSTER KEY

表定義時にクラスタキー(又は主キーで,かつクラスタキー)を指定して,定義したインデクスを使用する場合に指定します。

PRIMARY CLUSTER KEY

表定義時に主キーで,かつクラスタキーを指定して,定義したインデクスを使用する場合に指定します。

(4) 規則

  1. 内部導出表となる名前付きの導出表に対しては指定できません。内部導出表については,「内部導出表」を参照してください。

  2. 2表以上の結合,又は集合演算で導出された名前付きの導出表に対しては指定できません。

  3. 使用インデクスのSQL最適化指定を指定して導出された名前付きの導出表に対して,更に使用インデクスのSQL最適化指定を指定した場合,後の指定が有効となり,導出問合せ式の指定は無効となります。

(5) 留意事項

  1. インデクスを利用した検索については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」の検索方式を参照してください。なお,使用するインデクスは,アクセスパス表示ユティリティで確認できます。