6.9.3 SELinuxセキュリティコンテキストを解除する方法
SELinuxをPermissiveモードへ変更した後,OSコマンドを使用してHiRDBクライアントのインストールディレクトリ配下に対してSELinuxセキュリティコンテキストを解除する方法を,次に示します。
-
SELinuxがEnforcingモード又はDisabledモードで動作している場合は,Permissiveモードへ変更します。
-
OSコマンドを使用して,SELinuxセキュリティコンテキストを解除します。
-
必要に応じて,SELinuxをDisabledモードへ変更します。
- 〈この項の構成〉
(1) 実行するOSコマンド
rootユーザで次のOSコマンドを実行してSELinuxセキュリティコンテキストを解除します。なお,semanageコマンド及びrestoreconコマンドの詳細は,OSのマニュアルを参照してください。
-
/opt/HiRDB配下のtypeを変更前の状態に戻します。
semanage fcontext -d /opt/HiRDB'(/.*)?'
-
/opt/HiRDB配下の変更内容を確定します。
restorecon -FR /opt/HiRDB
(2) 解除後の確認
SELinuxセキュリティコンテキストが解除できているかを確認する方法を,次に示します。
-
/opt/HiRDB配下のSELinuxコンテキストが変更前の状態になっているか確認してください。
ls -1Z /opt/HiRDB
実行結果の例
system_u:object_r:default_t:s0 bin :