付録C.1 列名記述領域の構成と内容
列名情報を受け取る列名記述領域の構成と内容について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 列名記述領域の構成
列名記述領域の構成を次の図に示します。
- 注
-
( )内は領域の長さ(単位:バイト)を示します。
- 注※
-
SQLNAMECは,最大長30バイトの可変長文字列の配列です。配列の大きさは,SQL記述領域のSQLVAR配列の大きさと同じです。SQLVAR配列の大きさについては,「SQL記述領域の構成と内容」を参照してください。
(2) 列名記述領域の内容
列名記述領域の内容を次の表に示します。
取得情報項目 |
検索項目の種類 |
内 容 |
---|---|---|
検索項目 |
列(添字指定なし) |
列名 |
列(添字指定あり) |
列名[添字] |
|
集合関数 |
△△COUNT(*) △△COUNT_FLOAT(*) {△ {■|△} 関数名(列名)| △ {■|△} 関数名(DISTINCT列名)| △△関数名(△EXP) } |
|
ウィンドウ関数 |
△△EXP(整数) |
|
値式(定数を含む) |
△△EXP(整数) |
|
WRITE指定 |
△△EXP(整数) |
|
ROW |
△△ROW |
|
CALL文の入力?パラメタ |
?パラメタ |
ルーチンのパラメタ名 |
CALL文の出力?パラメタ |
||
ユーザ定義型の構成要素 |
属性 |
属性名 |
CALL COMMAND文の入力?パラメタ |
?パラメタ |
コマンド名称:'COMMAND_NAME' WITH句: (1番目の場合)'WITH' (2番目以降の場合)'WITH(引数の番号)' INPUT句:'INPUT' ENVIRONMENT句:'ENVIRONMENT' SERVER句:'SERVER' |
CALL COMMAND文の出力?パラメタ |
?パラメタ |
OUTPUT TO句:'OUTPUT' ERROR TO句:'ERROR' RETRUN CODE TO句:'RETURN_CODE' |
- (凡例)
-
■:X'FF'を示します。
△:空白を示します。
- 注1
-
列名記述領域のi番目の要素に検索項目のi番目の列名情報が設定されます。
- 注2
-
検索項目が列の場合は先頭から列名が設定され,添字を含めた長さが30バイトを超えるときは,30バイト以下になるように列名の後ろを切り捨てます。
検索項目が列以外の場合は,1〜2バイト目に空白が設定されます。なお,30バイトを超える場合は,2バイト目にX'FF'が設定されます。
- 注3
-
整数は,項目が何番目に検索されるかを表します。
- 注4
-
UNION[ALL],又はEXCEPT[ALL]の場合,最初に指定した問合せの検索項目の内容が設定されます。
- 注5
-
AS 列名を指定している場合は,AS 列名で指定した列名の内容が設定されます。
- 注6
-
ルーチンのパラメタ名は,CALL文の引数に単独で?パラメタを指定したときだけ設定されます。?パラメタを含む値式を指定した場合は,SQLNAMELが0になります。
- 注7
-
検索項目が導出表の列の場合,導出表の後の導出列リストを省略し,かつ問合せの選択式に列名がない導出列のときは,△NONAMEが設定されます。