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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


18.3.13 UAP開発時の注意事項

マルチスレッドを使用したUAPを開発する場合,接続コンテキストにデフォルト接続コンテキストを使用しないでください。同一の接続コンテキストを複数のスレッドで使用すると,エラーとなります。

マルチスレッドを使用する場合は,必ず接続コンテキストを明示的に指定してください。接続コンテキストを明示的に指定した例を次に示します。

#sql context Ctx;
 
public class sample{
 public void main(String args[]){
   Ctx con = null;
   #sql [con] {CONNECT};                      //接続コンテキストの明示指定
   ‥
   int data = 100;
   #sql [con] {INSERT INTO T1 VALUES(:data)}; //接続コンテキストの明示指定
 
   #sql [con] {DISCONNECT};                   //接続コンテキストの明示指定
 }
}

SQLJネイティブインタフェース版を使用する場合,SELECT文の検索項目数と使用する反復子オブジェクトの列数が一致するようにしてください。一致しないと,不正にエラーとなることがあります。