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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


17.21.6 トレースオブジェクトの容量見積もり

トレースオブジェクトの総容量は,次に示すトラブルシュート情報を取得するためのメモリの容量の合計値です。

〈この項の構成〉

(1) インタフェースメソッドトレース

インタフェースメソッドトレースを取得する場合に加算してください。

計算式
インタフェースメソッドトレースの容量=300×エントリ数×Connectionインスタンス数
 (単位:バイト)

エントリ数:次のどちらかの値です。

  • DriverManager.getConnectionの引数のurl,又はユーザプロパティのTRC_NOの指定値

  • DataSource系インタフェースのsetTRC_NOメソッドの指定値

(2) Exceptionトレースログの容量見積もり

Exceptionトレースログのトレース取得レベルが0以外の場合に加算してください。

計算式
Exceptionトレースログの容量=360×メモリ内取得情報数 (単位:バイト)

メモリ内取得情報数:次のどちらかの値です。

  • システムプロパティHiRDB_for_Java_OnMemNUMの指定値

  • クライアント環境定義PDJDBONMEMNUMの指定値

(3) SQLトレースの容量見積もり

SQLトレースを取得する場合に加算してください。

計算式
SQLトレースの容量=10000×Connectionインスタンス数 (単位:バイト)