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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


17.18.4 必要となるメモリ所要量及びファイルサイズ

〈この項の構成〉

(1) メモリ所要量

Exceptionトレースログを取得するためのメモリ所要量は,次に示す計算式で求められます。

計算式
↑360×n÷1024↑  (単位:キロバイト)
変数の説明

n:メモリ内取得情報数

(2) 必要となるファイルサイズ

Exceptionトレースログのファイルサイズの上限はクライアント環境定義PDJDBFILESIZE,又はシステムプロパティHiRDB_for_Java_FileSizeで指定したサイズ(単位:バイト)となります。これらのクライアント環境定義,及びシステムプロパティを指定していない場合,Exceptionトレースログを取得するためのファイルサイズの概算は,次に示す計算式で求められます。

計算式
↑(180×n×m+a×m)÷1024↑+1  (単位:キロバイト)
変数の説明
a:拡張SQLエラー情報長

241+SQL文長+b

拡張SQLエラー情報長は次のどちらかに該当する場合に加算します。

  • クライアント環境定義PDUAPEXERLOGUSEにYESを指定した場合

  • クライアント環境定義PDUAPEXERLOGUSEを省略し,かつシステム定義pd_uap_exerror_log_useがYES,又はAUTOの場合

b:パラメタ情報長
 d
Σ(41+↑c÷16↑×83)
i=1

パラメタ情報長は,クライアント環境定義PDUAPEXERLOGPRMSZに0以外,又はシステム定義pd_uap_exerror_log_param_sizeに0以外を指定した場合に加算してください。

c:パラメタ情報の最大データ長

クライアント環境定義PDUAPEXERLOGPRMSZ,又はシステム定義pd_uap_exerror_log_param_sizeの値になります。

cの値は次のように決定してください。

  • クライアント環境定義PDUAPEXERLOGPRMSZに0以外を指定した場合,PDUAPEXERLOGPRMSZに指定した値がcの値になります。

  • クライアント環境定義PDUAPEXERLOGPRMSZを省略し,かつシステム定義pd_uap_exerror_log_param_sizeに0以外を指定した場合,pd_uap_exerror_log_param_sizeに指定した値がcの値になります。

d:入出力パラメタ数

n:メモリ内取得情報数

m:ファイル出力情報数

注※ 詳細については,「Exceptionトレースログを取得するためのシステムプロパティの設定」を参照してください。