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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


17.9.1 ステートメントに関する接続情報の設定

指定できるシステムプロパティを次の表に示します。

表17‒97 ステートメントに関するシステムプロパティ

プロパティ名

指定内容

HiRDB_for_Java_STATEMENT_CLOSE_BEHAVIOR

ステートメント(Statementクラス,PreparedStatementクラス,及びCallableStatementクラス)のcloseメソッド実行時に前処理結果を無効にするかどうかを指定します。

HiRDB_for_Java_UPDATECOUNT_BEHAVIOR

更新系SQL発行時の更新行数が0の場合,java.sql.StatementのgetUpdateCountメソッドの戻り値として-1を返却するかどうかを指定します。

〈この項の構成〉

(1) HiRDB_for_Java_STATEMENT_CLOSE_BEHAVIOR

ステートメント(Statementクラス,PreparedStatementクラス,及びCallableStatementクラス)のcloseメソッド実行時に前処理結果を無効にするかどうかを指定します。なお,指定した値について大文字小文字の区別はしません。

【指定値】

TRUE:前処理結果を無効にします。

FALSE:前処理結果を無効にしません。

上記以外:指定が省略されたものとします。

【省略値】

この指定を省略した場合は,ほかの設定方法で指定した値を使用します。使用する値は,「接続情報の優先順位」の「ステートメントのcloseメソッド実行時のSQL前処理の破棄」を参照してください。どの指定もない場合は,FALSEが指定されたものとします。

このプロパティの指定は,「getConnectionメソッドによるHiRDBへの接続」の「HiRDB_for_Java_STATEMENT_CLOSE_BEHAVIOR」の設定と同等になります。

(2) HiRDB_for_Java_UPDATECOUNT_BEHAVIOR

更新系SQL発行時の更新行数が0であった場合,java.sql.StatementのgetUpdateCountメソッドの戻り値として-1を返却するかどうかを指定します。なお,指定した値について大文字小文字の区別はしません。

【指定値】

TRUE:更新系SQL発行時の更新行数が0の場合,-1を返却します(JDBC規格)。

FALSE:更新系SQL発行時の更新行数が0の場合,0を返却します。

上記以外:指定が省略されたものとします。

【省略値】

この指定を省略した場合は,ほかの設定方法で指定した値を使用します。使用する値は,「接続情報の優先順位」の「ステートメントの更新行数がJDBC規格に準拠するかどうか」を参照してください。どの指定もない場合は,FALSEが指定されたものとします。

このプロパティの指定は,「getConnectionメソッドによるHiRDBへの接続」の「HiRDB_for_Java_UPDATECOUNT_BEHAVIOR」の設定と同等になります。