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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


16.9.1 各メソッドの処理内容と注意事項

各メソッドの処理内容と注意事項を次の表に示します。

表16‒17 各メソッドの処理内容と注意事項

Blobインタフェースクラスのメソッド名

処理内容と注意事項

getBinaryStream

JdbhInputStreamを実装としたInputStreamクラスを返します。取得できるデータ長は2,147,483,639までです。

getBytes(long pos, int length)

指定したpos位置から,最大lengthまでのデータをbyte[]オブジェクトで返します。データベースの内容がナル値の場合,指定した位置からデータが取得できない場合,又は0バイトデータの場合は,nullを返します。ただし,lengthの値は2,147,483,639まで有効であるため,それを超えるとSQLExceptionを投入します。

length()

実データ長を返します。

position(Blob pattern,long start)

position(pattern.getBytes(1, (int)(pattern.length())), start)に置き換えて実行します。ただし,patternにnullを指定した場合は,NullPointerExceptionを投入します。

position(byte[] pattern,long start)

指定したstart位置から,patternに合った位置を返します。返す値は>=startとなります。patternに合った位置が見付からなかった場合,-1を返します。ただし,pattern.lengthの値が2,147,483,639まで有効であるため,それを超えるとSQLExceptionを投入します。また,patternにnullを指定した場合は,NullPointerExceptionを投入します。

setBinaryStream(long pos)

無条件にSQLExceptionを投入します。

setBytes(long pos,byte[] bytes)

setBytes(long pos,byte[] bytes,int offset,int len)

truncate(long len)

位置付け子機能を使用してデータを取得した場合,ResultSet.close()やStatement.close()などを行うと,データが取得できなくなります。