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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


15.12.1 省略できるプロパティ

HiRDBParameterオブジェクトのValueプロパティ指定時に省略できるHiRDBParameterクラスのプロパティは,パラメタ種別によって異なります。Valueプロパティ指定時に省略できるプロパティ及びパラメタ種別の関係を次に示します。

表15‒15 Valueプロパティ指定時に省略できるプロパティ及びパラメタ種別

プロパティ名

説明

パラメタ種別

入力パラメタ

出力パラメタ

入出力パラメタ

DbType

.NET Frameworkでのデータタイプ

×

※2

Direction

パラメタの方向種別

×

×

HiRDBType

HiRDBでのデータタイプ

×

※2

IsNullable

null値の受け入れ可否

ParameterName

HiRDBParameterの名前

Precision

DECIMAL型の有効けた数

×

※2

Repetition

HiRDBでの配列構造数

Scale

DECIMAL型の少数部けた数

×

※2

Size

パラメタの定義長

×※1

※2

SourceColumn

DataSet連携時に使用されるソース列の名前

SourceColumnNullMapping

パラメタに対応するDataTableの列のnull値の受け入れ可否

SourceVersion

Valueプロパティ値の読み込みに使用するDataRowVersion

(凡例)

○:省略できます。指定を省略した場合,既定値で動作します。既定値については,「HiRDBParameter」 を参照してください。

●:省略できます。指定を省略した場合,HiRDBデータプロバイダ for .NET FrameworkがValueプロパティの指定値から値を仮定します。ただし,明示的に値を指定した場合は,HiRDBデータプロバイダ for .NET Frameworkは以降の処理でプロパティの値を仮定しません。

×:省略できません。

注※1

HiRDBでのデータタイプが次の場合は,指定する必要はありません。

注※2

入力パラメタとして扱う場合に仮定した値を,出力パラメタとして扱う場合にも適用します。