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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


13.10 ファイルDSNについて

ファイルDSNを使用すると,データソースに接続するための情報をファイルに格納するので,ODBC.INIやレジストリから情報を取得しないで接続を確立できます。

ファイルを共用することで,複数ユーザが各マシンにデータソース(従来のマシンデータソース)を登録しなくてもHiRDBに接続できるようになります。なお,ファイルDSNは,ODBCコンポーネントバージョンが3.0以上の場合に使用できます。

ファイルDSNは,ODBCのデータソースアドミニストレータから作成できます。

ファイルDSNの作成方法

ファイルDSNを選択−追加−ドライバの選択(HiRDB 32bit Driver)−格納ファイル名指定をすることでHiRDBへの接続要求がされ,SQLDriverConnectから返される完全接続文字列を基にドライバマネージャがファイルを作成します。ただし,この場合,パスワードはファイルDSNには格納されません。パスワードも共有する場合は,作成したファイル内に「PWD=パスワード」の1行を追加してください。