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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


7.5.1 記述規則

UAPを作成するとき,SQLの文法の規則以外に,名標の付け方やSQLの記述についての規則があります。

〈この項の構成〉

(1) 名標の付け方の規則

名標を付けるときの規則は,基本的にCOBOL言語の場合の規則に従います。

COBOL言語の規則以外に,名標を付けるときの規則を次に示します。

(a) SQLの予約語

  • 大文字でも小文字でも使用できます。

  • 大文字と小文字を混在できます。

(b) ホスト名

  • 「SQL」で始まる名標は使用できません。

  • ホスト名中のコロンの後ろに空白を記述できます。

  • 大文字と小文字は同等に使用できます。

  • 大文字と小文字は混在できます。

なお,使用する埋込み変数,標識変数,及び分岐先の名前の付け方は,名標の付け方の規則,及びCOBOL言語の規則に従います。また,次に示す名標は外部属性を持つため,使用できないので注意してください。

  • 大文字の「SQL」で始まる名標

  • 小文字の「p_」で始まる名標

  • 小文字の「pd」で始まる名標

(2) SQLの記述規則

  1. 埋込み変数にオブジェクトのメンバを使用できません。

  2. WHENEVER文で,オブジェクトのメソッドを指定できません。

  3. クラス定義内でSQLを記述できません。

上記以外の記述規則については,COBOL言語の場合と同じなので,「SQLの記述規則」を参照してください。