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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


7.1.2 UAPの構成要素

埋込み型のUAPの構成は,次に示す四つの要素を基本にしています。

〈この項の構成〉

(1) 埋込み変数,及び標識変数の宣言

SQL文で使用する埋込み変数,及び標識変数を宣言します。

埋込み変数,及び標識変数については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。

(2) SQL連絡領域の宣言

HiRDBから返される情報(リターンコード)を受け取るための領域を宣言します。SQL連絡領域は,UAPをプリプロセスすることでソースプログラム中に自動的に展開されるため,UAP内に記述する必要はありません。

SQL連絡領域については,「SQL連絡領域」を参照してください。

(3) 特異状態発生時の処理の指定

SQL実行後,HiRDBから返されるリターンコードによって,UAPが取らなければならない処理をWHENEVER文で宣言します。

なお,WHENEVER文を宣言しなくても,SQL実行後に直接リターンコードを判定すると,特異状態発生時の処理を指定できます。

WHENEVER文の宣言,及びリターンコードの判定については,「SQLのエラーの判定と処置」を参照してください。

(4) SQLの実行

実行するSQL文を指定します。

C言語の記述規則については,「記述規則」を参照してください。また, COBOL言語の記述規則については,「記述規則」を参照してください。