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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


4.17.1 機能概要

通常,総ヒット件数とヒットした行の値を求める場合,二つのSQL文を実行しますが,総ヒット件数返却機能を使用すると,総ヒット件数を求めるSQLと,ヒットした行の値を求めるSQLとを,一つのSQLに統合できます。これによって,二つのSQL文を実行するための検索時間が,一つのSQL文を実行する検索時間とほぼ等しくなります。

総ヒット件数返却機能は,ウィンドウ関数COUNT(*) OVER()を選択式中に指定することで使用できます。ウィンドウ関数については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。