4.9.4 チューニング方法
グループ分けするグループ数が多い場合,グループ分け高速化機能の効果が出ないことがあります。この場合,クライアント環境定義のPDAGGRオペランドに必要な大きさの値(グループ数以上の値)を指定します。ただし,プロセス固有メモリの使用量が多くなるので注意が必要です。メモリ使用量が多くなり,必要な大きさの値が指定できない場合は,グループ数以下の値で指定できる最大値にしてください。また,グループ数よりも大きな値を指定しても,グループ数と同じ値を指定した場合と比べて効果は変わりません。PDAGGRオペランドについては,「クライアント環境定義の設定内容」を参照してください。
PDAGGRに指定するグループ数の求め方を次に示します。
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SQLを使用して求める方法
グループ化したい列をGROUP BY句に指定し,かつ選択式にCOUNT(*)を指定したSELECT文を実行してください。
実行したSELECT文の結果の値がグループ数になります。
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SQL実行時の中間結果情報を使用して求める方法
SQLごとに「SQL実行時の中間結果情報」を取得してください。
「SQL実行時の中間結果情報」中にある「グループ分け処理の出力行数」の最大値がグループ数になります。
「SQL実行時の中間結果情報」の取得方法と,「グループ分け処理の出力行数」の詳細は,「UAP統計レポート機能」を参照してください。