3.3.3 同期点の設定とロールバックの設定
同期点の設定とトランザクションの扱いを次の表に示します。
同期点の設定 |
同期点設定の要因 |
トランザクションの扱い |
---|---|---|
SQL実行によるUAPでの設定 |
COMMIT文の実行 |
有効※1 |
ROLLBACK文の実行 |
無効※1※2 |
|
SQL実行によるHiRDBシステムでの設定 |
定義系SQLの実行 |
有効※1 |
PURGE TABLE文の実行 |
有効※1 |
|
DISCONNECT文の実行 |
有効※1 |
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SQL実行時に処理を継続できなくなったとき |
無効※3 |
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UAP終了によるHiRDBシステムでの設定 |
次のSQL文を実行しないでUAPが終了した
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無効※2 |
- 注※1
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OLTP環境でX/Openに従ったアプリケーションプログラムでは実行できません。X/Openに従ったアプリケーションプログラムで同期点,及びロールバックの設定については,「OLTP環境でのUAPのトランザクション管理」を参照してください。
- 注※2
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トランザクションが無効になる場合,直前の同期点までが無効になります。
- 注※3
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暗黙的ロールバックになります。暗黙的ロールバックになる主な要因は次に示すとおりです。
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デッドロック
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RDエリアのページ不足
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RDエリアの障害の検知,又は閉塞の検知
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