1.4 UAPの動作環境
HiRDBは,サーバ−クライアント型のネットワーク環境で動作します。UAPを発行する要求元をクライアントといい,その要求を受けるシステムをサーバといいます。また,サーバとなるシステムをHiRDBサーバといいます。
クライアントの運用形態には,次に示す7つがあります。なお,これらの運用形態はそれぞれ混在して動作させることもできます。
-
サーバマシンとは別のマシンをクライアントとする運用形態
-
HiRDBサーバと同一のサーバマシンでクライアントを実行する運用形態
-
OLTP下のUAPをクライアントとする運用形態
-
ODBC※1対応のアプリケーションプログラムをクライアントとする運用形態
-
OLE DB※2対応のアプリケーションプログラムをクライアントとする運用形態
-
ADO.NET対応のアプリケーションプログラムをクライアントとする運用形態
-
Java(JDBC対応)のアプリケーションプログラムをクライアントとする運用形態
- 注※1
-
ODBCは,米国Microsoft Corp.が提唱するデータベースアクセス機構です。ODBC対応のアプリケーションプログラムからHiRDBをアクセスする方法については,「ODBC対応アプリケーションプログラムからのHiRDBアクセス」を参照してください。
- 注※2
-
OLE DBは,ODBCと同様に広範囲なデータソースにアクセスするためのAPIです。さらに,ODBCとは異なり,SQLデータ以外のデータアクセスに適したインタフェースも定義されています。OLE DB対応のアプリケーションプログラムからHiRDBをアクセスする方法については,「OLE DB対応アプリケーションプログラムからのHiRDBアクセス」を参照してください。
クライアントの運用形態を次の図に示します。
なお,UAPを開発するHiRDB/Developer's Kitと,UAPを実行するHiRDB/Developer's Kitのプラットフォームは,同じにしてください。