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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


7.5.4 再初期化後の表,及びインデクスの状態

再初期化するRDエリアに表,及びインデクスがある場合の,再初期化後の状態を図「再初期化した後の表,及びインデクスの状態(1/2)」及び図「再初期化した後の表,及びインデクスの状態(2/2)」に示します。また,再初期化するRDエリアに表,LOB属性の抽象データ型列,プラグイン列,及びプラグインインデクスがある場合の,再初期化後の状態を図「再初期化した後の表,LOB属性の抽象データ型列,プラグインが提供する抽象データ型列,及びプラグインインデクスの状態」に示します。

なお,RDエリアの再初期化時にKFPX14255-W,KFPX24242-Wメッセージが出力され,その原因がRDエリアの状態不正の場合は,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」のRDエリアの容量を大きく,又は属性を変更する方法(RDエリアの再初期化)を参照してください。

図7‒6 再初期化した後の表,及びインデクスの状態(1/2)

[図データ]

図7‒7 再初期化した後の表,及びインデクスの状態(2/2)

[図データ]

図7‒8 再初期化した後の表,LOB属性の抽象データ型列,プラグインが提供する抽象データ型列,及びプラグインインデクスの状態

[図データ]

再初期化するRDエリアに格納されている表に参照制約が定義されている場合,検査保留状態は変更されます。検査保留状態は,ディクショナリ表(SQL_TABLES表のCHECK_PEND列,及びSQL_REFERENTIAL_CONSTRAINTS表のCHECK_PEND列),及びRDエリア中の表情報で管理しています。検査保留状態については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。

システム定義のpd_check_pendingオペランドにUSEを指定している場合,RDエリアを再初期化したときに変更される検査保留状態の例を次に示します。

  1. インデクスだけを格納しているRDエリアがある場合

    [図データ]

    T2(参照表)がT1(被参照表)を参照していて,かつRDエリア3がT1の主キーに付いているインデクスだけを格納している場合,再初期化で変更される検査保留状態を次に示します。

    再初期化するRDエリア

    T2(参照表)の検査保留状態

    ディクショナリ表

    RDエリア2の表情報

    RDエリア1

    P

    P

    RDエリア2

    N

    N

    RDエリア3

    (凡例)

    P:検査保留状態を設定します。

    N:検査保留状態を解除します。

    −:検査保留状態を変更しません。

  2. 横分割表の場合

    [図データ]

    T2(参照表)及びT3(参照表)がT1(被参照表)を参照していて,かつT1及びT3が横分割表の場合,再初期化で変更される検査保留状態を次に示します。

    再初期化するRDエリア

    T2(参照表)の検査保留状態

    T3(参照表)の検査保留状態

    ディクショナリ表

    RDエリア2の表情報

    ディクショナリ表

    RDエリア2の表情報

    RDエリア3の表情報

    RDエリア1

    P

    P

    P

    P

    P

    RDエリア2

    N

    N

    P

    N

    P

    RDエリア3

    N

    (凡例)

    P:検査保留状態を設定します。

    N:検査保留状態を解除します。

    −:検査保留状態を変更しません。