2.102.1 pdprgcopyの形式と規則
(1) 機能
pdprgrenewコマンドを実行する前に,HiRDBのプログラムを修正版HiRDBのインストールディレクトリから入れ替え用ディレクトリ($PDDIR/renew)にコピーします。修正版HiRDBへの入れ替えについては,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。
入れ替え用ディレクトリにコピーするファイルを次に示します。
修正版HiRDBのインストールディレクトリ(コピー元) |
入れ替え用ディレクトリ (コピー先) |
内容 |
---|---|---|
インストールディレクトリ/bin |
$PDDIR/renew/bin |
HiRDBの運用コマンド及びユティリティ |
インストールディレクトリ/lib |
$PDDIR/renew/lib |
HiRDBのライブラリ,メッセージテキストファイル,及びシステム定義の定義解析用ファイル |
インストールディレクトリ/client |
$PDDIR/renew/client |
HiRDBクライアントのライブラリ,運用コマンド,及びユティリティ |
インストールディレクトリ/include |
$PDDIR/renew/include |
UAP作成時に使用するヘッダ情報 |
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
修正版HiRDBのインストールディレクトリ/bin/pdprgcopy HiRDB運用ディレクトリ
(4) コマンド引数
(a) HiRDB運用ディレクトリ
〜<パス名>((Linux版:1〜118,Linux版以外:1〜128))
修正版HiRDBに入れ替えるHiRDBの,HiRDB運用ディレクトリを指定します。
(5) 規則
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pdprgcopyコマンドは,HiRDBの稼働に関係なく実行できます。
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pdprgcopyコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
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入れ替え前のHiRDBと修正版HiRDBとで,次の項目が一致していないとpdprgcopyコマンドは実行できません。
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HiRDBの種別(HiRDB/シングルサーバ,又はHiRDB/パラレルサーバ)
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バージョン,リビジョン
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アドレッシングモード(32ビットモード,又は64ビットモード)
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(6) 注意事項
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pdprgcopyコマンドは,入れ替え用ディレクトリ($PDDIR/renew)を作成するため,同一名称のディレクトリがある場合は,あらかじめ別のディレクトリ名に変更しておいてください。
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pdprgcopyコマンドを実行する前に,HiRDB運用ディレクトリに空き容量があるか確認してください。
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pdprgcopyコマンドを実行する前に,あらかじめ修正版HiRDBをすべてのユニットにインストールしておく必要があります。
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入れ替え前のHiRDBと修正版HiRDBでは,文字コード種別とロード種別(POSIXライブラリ版,又は非POSIXライブラリ版)は同じになります。
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pdprgcopyコマンドの結果は,コマンド実行時のリターンコードで確認できます。コマンド実行時のリターンコードが0の場合は正常終了,8の場合は異常終了です。8の場合は,その前に出力されているメッセージを参照してエラー要因を取り除いてください。