2.64.1 pdlogsyncの形式と規則
(1) 機能
シンクポイントダンプを取得します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
pdlogsync -d sys 〔-s サーバ名〕 〔-w〔-t タイムアウト時間〕〕
(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
pdlogsync -d sys -s サーバ名 〔-w〔-t タイムアウト時間〕〕
(4) オプション
(a) -d sys
シンクポイントダンプを取得します。
(b) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))
シンクポイントダンプを取得するサーバの名称を指定します。
(c) -w
シンクポイントダンプが有効化されるまで,pdlogsyncコマンドの終了を待ち合わせる場合に指定します。このオプションを指定すると,pdlogsyncコマンド実行時のリターンコードから,シンクポイントダンプが有効化されたかどうかが分かります。リターンコードが0の場合は,シンクポイントダンプが有効化されています。
バックアップ取得シェルを作成する場合,このオプションを指定します。バックアップ取得シェルの作成例については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「シンクポイントダンプの有効化後にバックアップを取得するシェルの例」を参照してください。
(d) -tタイムアウト時間 〜<符号なし整数>((10〜32768))《180》
このオプションは,-wオプションを指定したときだけ有効となります。pdlogsyncコマンドのタイムアウト時間を秒単位で指定します。
ここで指定した時間までにシンクポイントダンプが有効化されない場合は,pdlogsyncコマンドを終了します。ただし,シンクポイントダンプの有効化処理は続いています。
シンクポイントダンプが有効化されると,メッセージKFPS02183-Iが出力されます。ただし,システム定義のpd_spd_assurance_msgオペランドでNを指定すると,メッセージKFPS02183-Iは出力されません。
(5) 規則
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pdlogsyncコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
ただし,次の場合は実行できません。
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HiRDB開始処理中のとき
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HiRDB終了処理中のとき
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pdstart -rコマンドでHiRDBが稼働中のとき
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pdlogsyncコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
(6) 注意事項
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pdlogsyncコマンドのリターンコードを次に示します。
0:正常終了
4:異常終了
8:異常終了(オプション指定不正,rsh失敗など)
なお,リターンコードは使用するシェルによって取得方法が異なります。Bourneシェル(sh)を使用する場合はecho $?で,Cシェル(csh)を使用する場合はecho $statusで取得できます。