2.61.1 pdlogopenの形式と規則
(1) 機能
指定したファイルグループを構成するクローズ中の物理ファイルをオープンし,稼働中のHiRDBで使用できるようにします。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
pdlogopen {-d {sys|spd} 〔-s サーバ名〕 -g ファイルグループ名 〔-a〕 〔-b〕
(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
pdlogopen {-d {sys|spd} -s サーバ名 -g ファイルグループ名 〔-a〕 〔-b〕
(4) オプション
(a) -d sys|spd
オープンするログ関係のファイルを指定します。
- sys:
-
システムログファイル
- spd:
-
シンクポイントダンプファイル
(b) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))
ファイルグループに対応するサーバの名称を指定します。
(c) -g ファイルグループ名 〜<識別子>((1〜8))
オープンするファイルのファイルグループ名を指定します。
(d) -a
システムログファイル又はシンクポイントダンプファイルをオープンする場合,A系の物理ファイルをオープン対象とするときに指定します。
(e) -b
システムログファイル又はシンクポイントダンプファイルをオープンする場合,B系の物理ファイルをオープン対象とするときに指定します。二重化していない場合にこのオプションを指定すると,コマンドエラーとなります。
-aオプション及び-bオプションを省略した場合,次のようになります。
-
二重化していない場合は,-aオプションを指定したときと同様に,A系の物理ファイルをオープン対象とします。
-
二重化している場合は,-aオプション及び-bオプションを指定したときと同様に,A系及びB系の物理ファイルをオープン対象とします。
(5) 規則
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pdlogopenコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
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pdlogopenコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
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オープン対象となる物理ファイルが,すべてオープン済みのときは,警告メッセージ(KFPS01283-W又はKFPS02167-W)が出力されます。
(6) 注意事項
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pdlogopenコマンドのリターンコードを次に示します。
0:正常終了
4:異常終了
8:異常終了(オプション指定不正,rsh失敗など)
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ファイルグループの状態の変更中(スワップ処理中,又はほかの運用コマンドの処理中など)にpdlogopenコマンドを実行すると,エラーとなることがあります。
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pdlogopenコマンドの結果は,pdloglsコマンドで確認できます。
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ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションを適用している場合,コマンドを実行したサイトによってオープン対象のファイルが異なります。
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業務サイトの場合
システムログファイル,及び正シンクポイントダンプファイルをオープン対象とします。副シンクポイントダンプファイルについてはオープンできません。
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ログ適用サイトの場合
副シンクポイントダンプファイルをオープン対象とします。システムログファイル,及び正シンクポイントダンプファイルについてはオープンできません。
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