2.40.1 pdfrmの形式と規則
(1) 機能
指定したHiRDBファイルをHiRDBファイルシステム領域から削除します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
pdfrm 〔-i〕 HiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル名
(4) オプション
(a) -i
HiRDBファイルを削除する前に,確認のメッセージを表示したい場合に指定します。確認のメッセージが表示された場合,yを入力してください。
(5) コマンド引数
(a) HiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル名
削除するHiRDBファイルがあるキャラクタ型スペシャルファイル名,又は通常ファイル名と,削除するHiRDBファイルを指定します。
- HiRDBファイルシステム領域名 〜<パス名>((165文字以内))
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HiRDBファイルシステム領域名を指定します。
- HiRDBファイル名 〜<HiRDBファイル名>
-
HiRDBファイル名を指定します。
(6) 規則
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pdfrmコマンドは,削除対象のHiRDBファイルがあるHiRDBファイルシステム領域の使用目的がUTL以外の場合,そのHiRDBファイルがあるHiRDBファイルシステム領域を,稼働中のHiRDBが使用中のとき(その中にあるHiRDBファイルを一度でもオープンしたことがあるとき)は実行できません。使用目的がUTLの場合は,HiRDBファイルシステム領域の使用に関係なく実行できますが,指定したHiRDBファイルを稼働中のHiRDBが使用中(ほかのプロセスでオープン中)のときは実行できません。
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pdfrmコマンドは,HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシンごとに実行してください。
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指定したHiRDBファイルが使用中(ほかのプロセスでオープン中)の場合は,削除できません。
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-iオプションを指定した場合,確認のメッセージに対してy以外の文字を入力したときは,HiRDBファイルは削除されません。
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共用RDエリアとして使用しているHiRDBファイルシステム領域に対して実行する場合,更新可能バックエンドサーバがあるサーバマシンから実行してください。
(7) 注意事項
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pdfrmコマンドのリターンコードを次に示します。
0:正常終了
-1:異常終了
リターンコードが0以外の場合,HiRDBファイルを正常に削除できていないおそれがあります。エラーの要因を取り除いた後,指定したHiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル名が正しいかpdflsコマンドで確認し,再度コマンドを実行してください。
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pdfrmコマンドの結果は,pdflsコマンドで確認できます。
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pdfrmコマンドは使用目的がUTLの場合を除き,HiRDBファイルを強制的に削除する非常用のコマンドです。通常はその使用目的に応じてデータべース構成変更ユティリティ,pdlogrmコマンド,pdstsrmコマンドなどの上位のコマンドを使用してHiRDBファイルを削除してください。
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pdfrmコマンドはRDエリアを構成しているHiRDBファイルでも強制的に削除できるため,実行するときには十分注意してください。