2.5.1 pdaudendの形式と規則
(1) 機能
監査証跡の取得を停止します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
pdaudend
(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
pdaudend 〔-u ユニット識別子〕
(4) オプション
(a) -u ユニット識別子 〜<識別子>((4文字))
監査証跡の取得を停止するユニットのユニット識別子を指定します。
-uオプションを省略した場合,すべてのユニットで監査証跡の取得を停止します。
(5) 規則
-
pdaudendコマンドは,HiRDBが稼働中で,かつ監査証跡の取得が開始されている場合に実行できます。
-
pdaudendコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
-
pdaudendコマンド実行中に,pdaudbegin,pdaudend,pdaudrm,及びpdaudswapコマンドを実行すると,コマンドエラーとなります。
-
pdaudendコマンドは,システム定義にpd_aud_file_nameオペランドを指定していない場合,又はpd_aud_file_nameオペランドに指定している監査証跡ファイルがない場合,コマンドエラーとなります。
-
HiRDB/パラレルサーバで,-uオプションを省略してpdaudendコマンドを実行した場合,コマンド処理中にエラーが発生したユニット,及び監査証跡の取得が既に停止しているユニットについては,エラーメッセージを出力します。エラーとならなかったユニットについては,監査証跡の取得を停止します。
-
監査証跡の取得を開始している場合は,pdaudendコマンドを実行しないかぎり,ユニットが停止するまで監査証跡を取得し続けます。
(6) 注意事項
-
pdaudendコマンドの結果は,pdls -d audコマンド,エラーメッセージの有無,及びコマンド実行時のリターンコードで確認できます。
コマンド実行時のリターンコードを次に示します。
0:正常終了
- 4:正常終了(監査証跡取得停止済みのユニットがあり,処理をスキップしました)
-
スキップしたユニット以外は,正常監査証跡取得を停止できているため,対処は必要ありません。
- 8:異常終了(オプション指定不正,rsh失敗など)
-
監査証跡の取得停止ができていません。
その状態で業務を継続すると次の問題が発生することがあります。
pd_aud_no_standby_file_oprの指定が無い又はforcewriteを指定
再実行しないで監査証跡を取得し続けた場合,使用できる監査証跡ファイルが無くなると,古い監査証跡から破棄します。
pd_aud_no_standby_file_oprにdownを指定
再実行しないで監査証跡を取得し続けた場合,使用できる監査証跡ファイルが無くなると,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)を強制終了します。
メッセージに従って対処した後,再度コマンドを実行してください。