2.3.1 pdaudatldの形式と規則
(1) 機能
監査証跡表の自動データロード機能を制御します。次の制御ができます。
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停止した監査証跡表の自動データロード機能を再開始します。
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実行中の監査証跡表の自動データロード機能を停止します。
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監査証跡表の自動データロード機能の動作状態と,自動データロード対象の監査証跡ファイルがあるユニットの一覧を表示します。
(2) 実行者
HiRDB管理者でコマンドを実行し,HiRDBへアクセスする際の認証には監査人の認可識別子とパスワードを指定してください。
(3) 形式
pdaudatld 〔-U 認可識別子〕 〔-b|-t|-i〕
(4) オプション
(a) -U 認可識別子
監査人の認可識別子を指定します。このオプションを指定すると,パスワード入力要求の応答付きメッセージが出力されます。
- <規則>
-
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このオプションに指定した認可識別子と,応答付きメッセージに入力したパスワードでHiRDBに接続し,その認可識別子に監査権限があるかどうかをチェックします。
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このオプションは,応答付きメッセージに応答できる環境でpdaudatldコマンドを実行する場合に指定できます。
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このオプションを省略する場合は,環境変数PDUSERを設定しておく必要があります。このオプションを省略した場合,pdaudatldコマンド実行時の環境変数PDUSERの設定値が仮定されます。このオプションを省略し,かつ環境変数PDUSERも設定していない場合,pdaudatldコマンドは実行できません。指定例を次に示します。
(例)Cシェルの場合
setenv PDUSER '"認可識別子"/"パスワード"'
-
(b) -b
監査証跡表の自動データロード機能を再開始します。データロード待ち状態になっていた監査証跡ファイルのデータロードを順次実行します。
(c) -t
監査証跡表の自動データロード機能を停止します。このオプションを指定してpdaudatldコマンドを実行すると,監査証跡ファイルの世代がスワップしても,監査証跡表の自動データロードは行いません。
このオプションを指定してpdaudatldコマンドを実行した時に監査証跡表の自動データロードが実行中だった場合,そのデータロードが完了するまで待ってから自動データロード機能を停止します。詳細については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
(d) -i
監査証跡表の自動データロード機能の動作状態と,自動データロード対象の監査証跡ファイルがあるユニットの一覧を表示します。
(5) 規則
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pdaudatldコマンドは,HiRDBシステムが稼働中の場合だけ実行できます。ただし,pdstart -rでHiRDBを起動している場合は実行できません。
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pdaudatldコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
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pdaudatldコマンドは,システム定義にpd_aud_file_nameオペランドを指定していない場合,又はpd_aud_auto_loadingオペランドにY以外を指定している場合,コマンドエラーとなります。
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pdaudatld -b又は-tコマンド実行中にpdaudbegin,pdaudend,pdaudrm,pdaudswap,pdaudatld -b又は-tコマンドを実行すると,コマンドエラーとなります。
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オプションをすべて省略した場合,pdaudatldは-iオプションが指定されたものとして動作します。
(6) 注意事項
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pdaudatldコマンドのリターンコードを次に示します。
0:正常終了
- 4:警告終了
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pdaudatld -tコマンドで自動データロード処理が完了するのを待っているときに自動データロードでエラーが発生したため,自動データロード完了とみなして自動データロード機能を停止したことを示します。
8:異常終了
(7) 出力形式
Hostname : aa....aa (bb....bb) Auto-Loading-Service-Status : cc....cc unit Status Dataload-Request-Time Count Dataload-Start-Time dddd ee....ee ffff/gg/hh ii:jj:kk lll mmmm/nn/oo pp:qq:rr dddd ee....ee ffff/gg/hh ii:jj:kk lll : : : : dddd ee....ee ffff/gg/hh ii:jj:kk lll
[説明]
- aa....aa:
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pdaudatldコマンドを実行したユニットの現用系ホスト名称(32文字)
- bb....bb:
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コマンド実行時刻(年(西暦4けた)/月/日 時:分:秒の形式)
- cc....cc:
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監査証跡表の自動データロード機能の動作状態(16文字以内)
ENABLE:有効
DISABLE(WAIT):停止処理中
DISABLE:停止
- dddd:
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自動データロード対象の監査証跡ファイルがあるユニットのユニット識別子(4文字)
- ee....ee:
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監査証跡表の自動データロード機能によるデータロードの実行状態
loading:自動データロード中
standby:データロード待ち状態
skip:ユニット停止中のため,自動データロードをスキップした状態
- ffff/gg/hh ii:jj:kk:
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自動データロード対象になった時刻(年(西暦4けた)/月/日 時:分:秒の形式)
- lll:
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自動データロードの要求を受けた回数(3文字)
自動データロード対象になった時点では1です。ee....eeが「standby」又は「skip」で,同一ユニットから自動データロード要求を受けると1ずつ増加します。システムマネジャがあるユニットを停止して再起動した場合は,1に戻ります。
- mmmm/nn/oo pp:qq:rr:
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自動データロード機能でデータロードを開始した時刻(年(西暦4けた)/月/日 時:分:秒の形式)
ee....eeに「loading」が表示されている場合だけ表示します。
- 注
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自動データロード対象の監査証跡ファイルが1件もない場合,先頭1行だけ表示します。
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ddddからmmmm/nn/oo pp:qq:rrまでは,自動データロード中及びデータロード待ち状態のユニットの数だけ表示します。複数行表示されている場合,自動データロードはこの表示順に実行します。自動データロードが終了したユニットは,これらの項目が表示されなくなります。
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データロード待ち状態のユニットで,新たに監査証跡ファイルのスワップが発生した場合,自動データロード時にまとめて監査証跡表にデータロードします。
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自動データロード中のユニットで,新たに監査証跡ファイルのスワップが発生した場合,同一ユニットで「loading」と「standby」の2行を表示することがあります。このとき,実行中のデータロードがKFPS05716-Wメッセージを表示してリトライしたり,KFPS05713-Eメッセージを表示して自動データロードを停止すると,表示は1行になります。自動データロードの要求を受けた回数(lll)には,2行の値が合算された値を表示します。表示例を次に示します。
<例>
「loading」と「standby」の2行が表示されています。
unit Status Dataload-Request-Time Count Dataload-Start-Time unt1 loading 2007/03/01 12:34:56 2 2007/03/01 12:35:01 unt1 standby 2007/03/01 12:38:02 1
実行中のデータロードがKFPS05716-Wメッセージを表示してリトライすると,次のように表示が1行になります。
unit Status Dataload-Request-Time Count Dataload-Start-Time unt1 standby 2007/03/01 12:34:56 3
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