24.10.4 非同期出力用バッファのすべての面がフラッシュ待ちになった場合
非同期出力用バッファフラッシュ契機が頻繁に発生し,非同期出力用バッファのすべての面がフラッシュ待ちになると,トランザクションの実行時間が長くなったり,pd_aud_no_standby_file_oprオペランドの指定によってはHiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)が強制終了したりします。
非同期出力用バッファのすべての面がフラッシュ待ちになった場合,KFPS05723-Wメッセージ(pd_aud_no_standby_file_oprオペランドにforcewrite指定時)又はKFPS05722-Eメッセージ(pd_aud_no_standby_file_oprオペランドにdown指定時)が出力されます。HiRDB管理者は次に示す対処をしてください。
-
単位時間当たりの監査証跡の出力件数と比較して,非同期出力用バッファのサイズと面数を見直してください。
非同期出力用バッファのサイズと面数が少ない場合,HiRDBシステム定義のpd_aud_async_buff_sizeオペランド及びpd_aud_async_buff_countオペランドの指定値を大きくしてください。
-
マシンやネットワークの負荷を確認してください。
高い負荷が掛かっている場合,負荷を下げてください。必要に応じてHiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)を再開始してください。
-
非同期出力用バッファの監査証跡を監査証跡ファイルに出力するときのネットワークに障害が発生していないか確認してください。
障害が発生している場合,ネットワーク障害を回復してください。必要に応じてHiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)を再開始してください。