6.7.3 運用例
次に示す条件で運用されているユーザLOB用RDエリア(LOB001)のバックアップ取得例を説明します。
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ユーザLOB用RDエリア(LOB001)は三つのHiRDBファイルから構成されている
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データの追加に伴いHiRDBファイルを追加してユーザLOB用RDエリア(LOB001)を拡張する
- 〈この項の構成〉
(1) ユーザLOB用RDエリア(LOB001)に対して更新凍結コマンドを実行します
pddbfrz -r LOB001
- 〔説明〕
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満杯データページのHiRDBファイル(file02)が更新凍結状態になりました。更新凍結状態になったHiRDBファイルをKFPH27024-Iメッセージ又はデータベース状態解析ユティリティ(pddbstコマンド)で確認してください。
(2) バックアップを取得します
データベース複写ユティリティ(pdcopyコマンド)以外の方法で,ユーザLOB用RDエリア(LOB001)のバックアップを取得してください。ユーザLOB用RDエリア(LOB001)を構成するHiRDBファイル単位にバックアップを取得します。
- 〔説明〕
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全HiRDBファイル(file01〜file03)のバックアップを取得します。
データベース複写ユティリティ(pdcopyコマンド)以外の方法でバックアップを取得する方法については,「バックアップ閉塞を使用してバックアップを取得する場合(pdcopyコマンド以外でバックアップを取得する場合)」を参照してください。
(3) 定期的にバックアップを取得します
1週間に一度など定期的にバックアップを取得します。
- 〔説明〕
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更新可能状態のHiRDBファイル(file01,file03)のバックアップを取得します。更新凍結状態のHiRDBファイル(file02)はバックアップを取得する必要はありません。
(4) HiRDBファイルを追加してユーザLOB用RDエリア(LOB001)を拡張します
ユーザLOB用RDエリア(LOB001)の拡張方法については,「RDエリアの容量を大きくする方法(RDエリアの拡張)」を参照してください。
- 〔説明〕
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HiRDBファイル(file04)を追加してユーザLOB用RDエリア(LOB001)を拡張しました。
(5) バックアップを取得します
ユーザLOB用RDエリア(LOB001)の拡張後,ユーザLOB用RDエリアのバックアップを取得します。ファイルの使用中セグメント数が0の場合も,必ずバックアップを取得してください。理由については,「注意事項」の(1)を参照してください。
- 〔説明〕
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更新可能状態のHiRDBファイル(file01,file03,file04)のバックアップを取得します。更新凍結状態のHiRDBファイル(file02)はバックアップを取得する必要はありません。
(6) データベース状態解析ユティリティ(pddbstコマンド)で満杯データページが発生したかどうかを確認します
LOBデータを追加していくと,満杯データページのHiRDBファイルが新たに発生します。データベース状態解析ユティリティ(pddbstコマンド)で満杯データページが発生したかどうかを確認してください。満杯データページの調査方法については,「満杯データページの調査方法」を参照してください。
pddbst -r LOB001
(7) 満杯データページが新たに発生していたら更新凍結コマンドを実行します
(6)の結果,満杯データページが新たに発生していたら凍結コマンドを実行してください。
pddbfrz -r LOB001
- 〔説明〕
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満杯データページのHiRDBファイル(file02,file03)が更新凍結状態になります。更新凍結状態になったHiRDBファイルをKFPH27024-Iメッセージ又はデータベース状態解析ユティリティ(pddbstコマンド)で確認してください。
(8) バックアップを取得します
ユーザLOB用RDエリアのバックアップを取得します。
- 〔説明〕
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HiRDBファイル(file02)以外のHiRDBファイル(file01,file03,file04)のバックアップを取得します。
(9) 定期的にバックアップを取得します
1週間に一度など定期的にバックアップを取得します。
- 〔説明〕
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更新可能状態のHiRDBファイル(file01,file04)のバックアップを取得します。更新凍結状態のHiRDBファイル(file02,file03)はバックアップを取得する必要はありません。