Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


26.9.4 ディスクに関連するリソースの作成

HiRDBファイルシステムを配置するディスクをCLUSTERPROに設定します。

HiRDBファイルシステムは次の領域に配置できます。

ディスク形態

HiRDBファイルシステム領域の作成ファイル

共有ディスク

通常ファイル

ミラーディスク

通常ファイル

〈この項の構成〉

(1) HiRDBファイルシステム領域を共有ディスク上の通常ファイルに作成する場合

CLUSTERPROのグループリソースのうち,ディスクリソースを作成してください。HiRDBに関係する設定項目を次の表に示します。

表26‒26 ディスクリソースに指定する項目の値

プロパティ

項目

入力・選択値

情報

タイプ

「ディスクリソース」を選択します。

依存関係

「既定の依存関係に従う」にチェックを入れます。

詳細

ドライブ文字

使用するディスクのドライブ文字を指定します。

起動可能サーバ

現用系のホスト名を選択して[追加]を選択します。

追加したサーバのパーティション一覧が[パーティションの選択]ダイアログボックスに表示されるため,使用するパーティションを選択します。

その後,予備系のホスト名を選択して同様の操作を行います。

(2) HiRDBファイルシステム領域をミラーディスク上の通常ファイルに作成する場合

CLUSTERPROグループリソースのうち,ミラーディスクリソースを作成してください。HiRDBに関係する設定項目を次の表に示します。

表26‒27 ミラーディスクリソースに指定する項目の値

プロパティ

項目

入力・選択値

情報

タイプ

「ミラーディスクリソース」を選択します。

依存関係

「既定の依存関係に従う」にチェックを入れます。

詳細

起動可能なサーバ

現用系のホスト名を選択して[追加]を選択します。追加したサーバのパーティション一覧が[パーティションの選択]ダイアログボックスに表示されるため,使用するパーティションを選択します。その後,予備系のホスト名を選択して同様の操作を行います。

調整

初期ミラー構築を行う

チェックを入れます。

モード

HiRDB/シングルサーバ,及び1ユニット構成のHiRDB/パラレルサーバ:同期,又は非同期を選択します。

複数ユニット構成のHiRDB/パラレルサーバ:同期を選択します。

注※

非同期を選択する場合は,一つのミラーディスクリソース上にミラーリング対象のHiRDBユニット内のHiRDBファイルをすべて配置してください。なお,非同期を選択すると,更新された情報が系切り替えによって欠落することがあります。